1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09610197
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Tohoku Fukushi University |
Principal Investigator |
樋口 晟子 東北福祉大学, 社会福祉学部, 教授 (50089215)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
原山 哲 久留米大学, 文学部, 教授 (90156521)
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Keywords | 看護職の学校制度 / 勤務形態と待遇 / 看護職の男女差 / 専門職としての医師との比較 / 男女平等の意識 / 家父長制 |
Research Abstract |
「医療とジェンダー」をテーマに東京首都圏の二つの大病院と仙台にある大病院を対象に面接調査を実施した。 1)S病院において、非管理職3名、管理職3名、男性3名のグループにわけて看護スタッフに、かくグループにつき、1から2時間のインタビューを実施した。 2)I大学病院において、男性看護士4名に各自1から2時間のインタビューを実施した。 3)K病院において看護婦(看護部長、副部長を含む)19名、看護士3名に面接調査を実施した。 4)a)看護職への男性の進出はまだ数は少ないが、女性の側からはそれほど違和感なしに受入れられている。 b)看護士は外科とか精神科とかまだ活用の分野が限られているが、力の違いもあるので、男性とチーム・ワークを組むことは仕事を容易にすると考えられている。管理職からも積極的登用が求められている。 c)看護職と医師の間ではチーム・ワークは割にうまくとられている。初めから職種の違い、仕事の違いが分かっているので、特に主従関係を意識することはない。 d)女性は看護職を専門職としてその任にあることを自ら評価していて、賃金面の待遇に余り不満はない。一方男性は職に不満はないが、その待遇が一般に低いとされる女性のレベルに下げられているので、他の職種の男性に比べてそれが低いことに問題を感じている。 今後もう少しインタビューの対象を拡げて、ジェンダーの観点から問題をふかめていきたい。
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Research Products
(1 results)