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1998 Fiscal Year Annual Research Report

衛星放送の国際化にともなう放送秩序の形成についての研究

Research Project

Project/Area Number 09610209
Research InstitutionRissho University

Principal Investigator

美ノ谷 和成  立正大学, 文学部, 教授 (30062839)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 植村 貴裕  立正大学, 文学部, 助教授 (00232794)
Keywords衛星放送 / 地上波放送 / 多チャンネル放送 / BS放送 / CS放送
Research Abstract

前年度の研究成果をふまえて、研究目的を達成するため、平成10年7月に東京都渋谷・目黒区在住の20歳以上の住民610名のサンプルを選定して、「情報メディア接触と情報行動」と題した個別直接面接調査を実施した。その結果、有効サンプル338票(有効票率55.4%)得られたので、調査結果の分析を行った。テレビ視聴の実態を受信設備の設置状態からみると、「地上波放送のみ」の視聴者が約半数(49.1%)で、残りの半数が地上波放送に加えて、衛星放送やCATVなどを視聴する「多チャンネル放送」視聴者である。この多チャンネル放送の視聴者のBS放送やCATVを視聴するようになった理由は、「見たい番組があったから」が多く、地上放送以外の多チャンネル放送で「よく見るテレビ番組」はスポーツ・洋画・音楽番組など、スポーツ・娯楽番組がその中心を占めている。これに対して、地上波放送の「よく見る番組」はニュース・報道特集・気象情報などニュース・情報関係の番組が中心を占めており、ついでスポーツ・ドラマ・バラエティ番組などのスポーツ・娯楽番組である。このように地上波放送ではニュース・情報関係の番組が、多チャンネル放送ではスポーツ・娯楽関係の番組がよく視聴されており、テレビ視聴者は地上波放送と衛星放送の多チャンネル放送で、それぞれ視聴する番組を区別して視聴している。他方、「地上波放送のみ」の視聴者では、「見たい番組が少ない」「同種類の番組が多い」「低俗番組が多い」などと現状のテレビ番組に不満を感じている視聴者も多く、これらの不満を解消する番組を多チャンネル放送で放送していけば、衛星放送などの多チャンネル放送が順調に発展していくものと予測できる。

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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