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1998 Fiscal Year Annual Research Report

イギリス型大学評価の有効性とその限界

Research Project

Project/Area Number 09610246
Research InstitutionShinshu University

Principal Investigator

馬場 将光  信州大学, 教育学部, 教授 (80040046)

KeywordsRAS / 研究評価
Research Abstract

大学評価には2つのモデルがある。1つはアメリカ型の大学評価:accreditationである。もう1つはイギリス型の大学評価:中央機関による研究、教育のassessmentである。私は、イギリス型の大学評価も日本の現実に適していると考えている。昨年度明らかにされた大学評価の枠組みに基づいて、本年度は研究評価に焦点を絞り研究を進めた。
1. 研究評価は60の評価パネルが設けられ、69の学問分野について研究評価を行う。1つのパネルにつき5〜10人の構成とされる。
2. 研究評価に係わる提出資料は、活発に研究に従事している研究者(RAS)、研究生、外部からの研究資金、に関する資料を中心にする。各大学は、RASについて評価期間(4年、人文6年)中の研究業績を4点リストアップする。
3. 研究評価に際しては、RASの研究業績が重視される。研究業績は、ジャーナルの編集員、重要な会議の議長などの質的な側面を考慮される。この結果、イギリスの大学にあっては、RASが大学評価および研究経費配分のカギを握ることになる。そして、RASは全大学教師の50%と言われている。
4. 評価は7段階に区分されている。それに研究経費の配分がリンクしている。従って、研究経費の配分は、研究成果に基づく出来高払いということになる。その結果、研究の強い大字はますます強くなり、弱い大学はますます弱くなることになる。

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Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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