1998 Fiscal Year Annual Research Report
アメリカのプロフェッショナルスクールのカリキュラムと教授法に関する基礎的研究
Project/Area Number |
09610288
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Research Institution | Poole Gakuin University |
Principal Investigator |
山田 礼子 プール学院大学, 国際文化学部, 助教授 (90288986)
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Keywords | プロフェッショナルスクール / 職業型大学院 / 大学院 / アメリカ / カリキュラム / 教授法 / 成人学習 / 社会人大学院 |
Research Abstract |
本研究では社会科学系を中心としたアメリカのプロフェッショナルスクールのカリキュラム内容、また教授法の基礎的研究を行う。その際、(1)アメリカ社会におけるプロスエッショナルスクールの発展要因を、専門職業の概念とプロフェッショナル学位の評価の確立といった点から分析し、プロフェッショナルスクールと研究型大学院の違いを再認識することにより、プロフェッショナルスクールの社会での位置付けを明確化する。(2)上記に関連して、個別の事例調査を整理し、高度な職業人を養成するための効果的なカリキュラムがいかように開発されているかを探る。さらに、学部卒業後に直接入学してきた学生や現職の職業人等である学生等の多様な学生を対象に、専門職を養成するための効果的な教授法が、どのようにプロフェッショナルスクールに取り入れられ、また実施されているかを検討する。研究実績は次の通りである。これまでの文献調査あるいは事例調査をもとに、アメリカ社会におけるプロフェッショナルスクールの発展要因を、専門職業の概念とプロフェッショナル学位の評価の確立といった点から分析し、プロフェッショナルスクールと研究大学院の違いを再認識することにより、プロフェッショナルスクールの社会での位置付けを明確化した。(2)上記に関連して、初年度に実施したデータベース等によるビジネススクールや行政・政策大学院の事例調査を整理し、高度な職業人を養成するための効果的なカリキュラムがいかように開発され、どのようにアカデミック・カリキュラムとの接続が行われているかを探った。さらに若年学生や成人学生、現職の職業人から構成されている多様な学生を対象に、専門職を養成するための効果的な教授法が、どのようにプロフェッショナルスクールで採り入れられ、実施されているかを検討し、これまでの研究成果研究報告書〔09610288〕としてまとめている。
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Research Products
(7 results)
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[Publications] 山田礼子: "アメリカの継続高等教育の社会的機能" 日本生涯教育年報. 16. 123-135 (1995)
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[Publications] 山田礼子: "アメリカのプロフェッショナルスクールにおけるカリキュラムと教授法" 生涯学習研究年報. 3. 1-16 (1997)
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[Publications] 山田礼子: "社会人にとっての大学院とは" 社会教育. 624. 24-28 (1998)
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[Publications] 山田礼子: "1年制修七課程及び長期在学コースに関する断米大学院制度." 学位研究. 8. 24-33,46-53 (1998)
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[Publications] 山田礼子: "Structural Difference of Japanese Professional Programs and American Professional schools" 高等教育ジャーナル. 5. 現在 (1999)
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[Publications] 山田礼子: "アメリカにおけるプロフェッションの概念とプロフェッショナル教育の実際" 生涯学習研究年報. 5. (1999)
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[Publications] 山田礼子: "プロフェッショナルスクール" 玉川大学出版, 256 (1998)