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1998 Fiscal Year Annual Research Report

小笠原父島における異言語および異文化接触・移入による同化過程

Research Project

Project/Area Number 09610315
Research InstitutionOsaka University

Principal Investigator

津田 葵  大阪大学, 言語文化研究科, 教授 (30069132)

Keywordsエスニシティ / 多言語接触 / 文化変客 / 多文化主義 / 言語変種 / 多言語併用 / 異文化間コミュニケーション / コード・スイッチング
Research Abstract

今年度は以下の点を中心に研究を行った。現時点において明らかになったことを要約する。
1.言語接触、特に、日本語、英語間の接触による干渉の度合とそれによって引き起こされる言語変化の解明。主に、1)音韻、2)文法、3)語彙、4)場面と言語使用という観点から言語変化が顕著に見られ、世界中に見られる言語接触の現象に照らし合わせてみる時、一般的傾向とともに、特殊性が見られる。
2.小笠原父島に最初に定住した日本人の多くは八丈島からの農業移住者であった点から、現在も父島における人々のことば、コミュニケーションのありようにその影響が見られるという予備調査をも社に、八丈島における諸方言との関連性の解明。特に、1)音韻、2)文法、3)語彙、場面との言語使用において相関性が見られる。
上記1.に関しては、詳細な文献調査、日本人漂流者の記録、父島における最初の定住者の子孫の家族の人々、旧島民の人々、一定期間小笠原で生活し、その後、内地に帰った人々からの聞き取り調査をもとにデータ収集を行った。又、2.に関しても、八丈島でのフィールドワーク、八丈島から内地に移り住んだ人々からの聞き取り調査、文献調査をもとにして研究を行った。ひき続き、通時的、共時的両側面からのアプローチを駆使しながら、異なった民族の来島、定住といったプロセスを経て、どのようにして父島独自の文化を形成するに至ったかというテーマに向けて考察を続けたい。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 津田葵: "“今、なぜ小笠原?社会言語学的観点からみた小笠原研究の意味することとその研究の意義"" 『日本語研究センター報告』. Vol.6. 5-20 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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