• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1998 Fiscal Year Annual Research Report

中東におけるイスラーム化の進行と社会変容に関する研究

Research Project

Project/Area Number 09610359
Research InstitutionHOKKAIDO UNIVERSITY

Principal Investigator

太田 敬子  北海道大学, 文学部, 助教授 (40221824)

Keywordsイスラーム化 / 東方キリスト教会 / 文化変容 / 中東 / イスラーム社会 / 境界領域
Research Abstract

本年度は、前年度に収集した文献史料を利用して、ジャジーラ地方(現在の北イラク)におけるキリスト教徒社会が、アッバース朝の中央集権化政策とそれに伴う地方行政制度の整備・住民統制及び徴税の強化政策の実施の中で、どのような影響を受け変容を余儀なくされていったかについての論考「アッバース朝初期の地方統制強化と徴税制度-ズクニーン修道院年代記を中心として-」を執筆した。本稿は雑誌『オリエント』第41巻第2号に採用され、1999年3月末に刊行が予定されている。また1998年5月9日から10日の四天王寺国際仏教大学における第14回日本中東学会大会において、「アッバース朝時代の地方統制と反政府運動」という題目でアッバース朝中期のジャジーラの社会変動に関して口頭発表を行なった。
海外旅費を使って2月2日から15日にかけてレバノン及びエジプトを訪問した。レバノンではアメリカン大学及びレバノン・アメリカン大学を訪問し、現地の研究者のレビューを受けると共に、イスラーム化の問題に関する意見の交換を行った。エジプトではカイロ大学を訪問し、同大学の研究者と交流を深めると共に、ヘルワーン大学の研究者とも意見の交換を行った。
文献収集に関しては、シリア語・アラビア語・ギリシア語史料の収集を継続すると共に、最新の欧米の研究書や研究論文も網羅的に収集することができた。さらにマロン派教会に関する研究文献やコプト教会史に関する最新のアラビア語の研究書をかなり集めることができた。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 太田 敬子: "アッバース朝初期の地方行政と徴税制度-ズクニーン修道院年代記を中心として-" 『オリエント』. 第41巻2号. 61-79 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi