1998 Fiscal Year Annual Research Report
日清戦争以後における東アジアの冊封体制の崩壊と朝鮮の近代化
Project/Area Number |
09610368
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Research Institution | Hiroshima Prefectural Women's University |
Principal Investigator |
原田 環 広島女子大学, 国際文化学部, 教授 (40228648)
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Keywords | 近代朝鮮 / 冊封体制 / 近代東アジア / 日清戦争 / 大韓帝国 / 甲午改革 / 甲午農民戦争 / 万国公法 |
Research Abstract |
本年度は、昨年に引き続いて本研究の課題と関連する論文・書籍・資料の収集・整理を行う一方で、これまで収集した論文・書籍・資料を読み分析した。 本研究の課題の要点はa)「日清戦争以後における東アジアの册封体制の崩壊」とb)「朝鮮の近代化」の2点にある。 a) 「日清戦争以後における東アジアの册封体制の崩壊」については、日清戦争(1894-95年)と清からの朝鮮の独立(1894年独立宣言、1895年に下関条約で国際的に独立承認)を、旧来の東アジアの册封体制の解体と近代国際法(万国公法)の受容と適用という視点から検討した。 b) 「朝鮮の近代化」についてはどのようにして朝鮮の国民国家建設が模索されて行ったかという視点から検討した。 このほか、本年度も、国内はもとより韓国のソウル大学や国史編纂委員会にも出向き、関係者から本研究の課題について貴重なレクチャーを受けた。
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Research Products
(1 results)