1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09610501
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Research Institution | Tokyo Institute of Technology |
Principal Investigator |
赤間 啓之 東京工業大学, 大学院・社会理工学研究科, 助教授 (60242301)
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Keywords | イデオロジー / デステュト・ド・トラシ / カバニス / タブロー / 古典主義 / 啓蒙思想 / ギロチン / 医学哲学 |
Research Abstract |
1998.8.18〜22、ラヴァル大学(カナダ;ケベックシチイー)で行われた第XXVII回フランス語哲学会世界総大会において、「カバニスと形而上学の黄昏」と題したフランス語学術発表を行った。ここでは、イデオロジーの最後を飾るカバニスの「第一原因についてのフォリエルへの手紙」が、ストア主義と形而上学的傾向を強く見せながらも、同時にフランス革命期における医学哲学の感覚論的な発想を踏まえていることを文献学的に論証した。この発表は、2000年の春にラヴァル大出版局から刊行予定の「議事録」に掲載される予定である。 また、イデオロジーの系譜に繋がる19世紀の図像学のイデオロギー的研究に関しては、本年も「武蔵野美術」誌で、「デッサン論」の連載執筆を続行し、No.108「アングルからデッサンの哲学へ」、No.109「19世紀におけるヒステリーとデッサンの共犯関係について」、No110「デッサンからシェマへの変遷と精神分析の成立」、No.111「動物恐怖とオートポイエーシス」を発表した。
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[Publications] 赤間啓之: "デッサン論5 アングルからデッサンの哲学へ" 武蔵野美術. 108. 80-87 (1998)
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[Publications] 赤間啓之: "デッサン論6 19世紀におけるヒステリーとデッサンの共犯関係" 武蔵野美術. 109. 86-92 (1998)
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[Publications] 赤間啓之: "デッサン論7 デッサンからシュマへの変遷と精神分析の成立" 武蔵野美術. 110. 94-100 (1998)
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[Publications] 赤間啓之: "デッサン論8 動物恐怖とオートポイエーシス" 武蔵野美術. 111. 98-105 (1999)