1998 Fiscal Year Annual Research Report
ドイツ語教育カリキュラムの改善・開発のための基礎的研究
Project/Area Number |
09610516
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Research Institution | Chiba Institute of Technology |
Principal Investigator |
近藤 弘 千葉工業大学, 工学部, 教授 (20170433)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
保阪 泰人 東京都立大学, 人文学部, 助教授 (30199468)
鈴木 芳男 茨城大学, 人文学部, 教授 (80007715)
合田 憲 姫路獨協大学, 外国語学部, 助教授 (70205582)
川島 淳夫 獨協大学, 外国語学部, 教授 (30015789)
朝倉 巧 東京工業高等専門学校, 教授 (40042692)
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Keywords | ドイツ語教育 / アンケート調査 / 大学・高専・高校 / 学習目標と学習意義 / 教員と学生 / 教育研究文献 |
Research Abstract |
この調査は、日本独文学会ドイツ語教育部会に設けた特別委員会がカリキュラム改革と国際化という大きな変化の中で、ドイツ語教育環境の現状を総合的に明らかにし、これからの方向を探る試みとして、行った調査の第2年度である。 昨平成10年2月までに、大学、高専、高校対象にドイツ語教育実施状況やカリキュラムとドイツ語受講学生数調査、教員対象として、教員年数・性別・専門分野等の個人的プロフィルの他、勤務、教育活動状況、学習目標や授業形態、授業観、問題意識と改善の方向に関する意見など、また学生生徒に対しては、学習目標や学習の現状、さらにそれに対する感想や意見、要望などをマークシートによる選択肢選択および自由記述方式で調査した、同時にドイツ語教育に関する研究文献の把握にも努めた。 本年度は、こうして得た多数の資料、(1)大学・学部対象308件(対象:約600大学・学部)、高校22件(100校)、(2)教員対象1330通(約3300名。他に外国人教員102通)、(3)大学生2831通、高専生徒364通(大学生・高専生徒約4500名(145校))、高校生275通(約400名)にのぼる調査票のデータを集計し、委員が協力して分析検討を行った。また判明した700編にのぼる教育研究文献については、有効利用を促進するために索引をつけたリストを作成した。 調査研究委員会でのこれまでの検討結果によれば、教員と学生の間に教育観・学習観の違い、学習目標や授業の方法をめぐる現状評価ずれがあり、改善への展望の違いが教員集団自身の中に異なる視点として現れているように思われる。またカリキュラム改革によって進んだ多様化は、新たな総合的な視点からの再検討の必要性を生み出しているように思われる。 この研究結果は、共通の重要な基礎データとして、今後、日本独文学会、高校および高専のドイツ語教育研究会などでの継続的な検討と、それによる教育改革のための活動と協力の契機となるものである。
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Research Products
(2 results)