1998 Fiscal Year Annual Research Report
少人数での辞書編纂のための支援システムの研究 -日本・ブルガリア語の活用・学習辞典編纂を例にして-
Project/Area Number |
09610536
|
Research Institution | Kagawa University |
Principal Investigator |
本田 道夫 香川大学, 経済学部, 教授 (70109148)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 勇 香川大学, 経済学部, 教授 (90036020)
|
Keywords | 辞書編纂支援システム / ブルガリア語 / 満州語 |
Research Abstract |
Windows 98のDOS窓でも利用可)の利用経験をもとに、改良を加えるとともに、ブルガリア・日・前年度に作成した満州語・日本語辞書作成のためのシステムのMS-DOSベース(ただし、本語辞書を含む一般的な辞書作成システムについての考察を行った。 ・その結果、実際に辞書を作成する場合には、1画面に1単語の情報を表示し入力するカード型のデータベースシステムよりも、一画面に複数の単語の情報を記入できるような自由度の高いエディタ的なものでブルガリア語・日本語の辞書データの入力をまず行い、日本語・ブルガリア語の辞書を作成する場合に、データベースシステムを利用する方法が処理しやすいという結論に達した。 ・そこで、エディタを用いてのブルガリア語・日本語辞書を作成する場合の補助的な機能として、発音記号の生成と分綴を機械的にプログラムで行うアルゴリズムについて検討した。その結果、人間によるチェックは必要だとしても、かなり信頼できるプログラムを作成することができると判断し、その処理プログラムの作成を行った。 ・また、印刷にはTexシステムを用いることにし、本システムでのデータをTexシステム用に変換するソフトウエアの作成も行った。 ・一方、辞書に用いる単語の洗い出し、用例などについても、現在までにおおよそ一万語をデータ化した。用例は〓TSIMIT'P TSIMIOB小説 《〓TIUTIUN》(「たばこ」)から採取している。今後更に、日刊紙《24〓 chasa》《〓Stantsart》等からも順次採取していく予定である。 ・なお、一般的な辞書作成支援システムとしてはWindows 98ベースのシステムとすべきと考え、昨年度に検討し、本年度開発を行う予定であったが、実際に取りかかるとフォント作成の手間の問題もあり、システム実現までには至っていない。 ・最終年度である11年度にブルガリア語・日本語、および日本語・ブルガリア語辞書を作成することを第一目標にし、上記で述べたようなデータベースシステムを作成利用する。さらに、それらの経験の上に、Widnows 98ベースのシステムとして開発することを検討する。
|
Research Products
(1 results)