1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09630077
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Electro-Communications |
Principal Investigator |
鈴木 邦夫 電気通信大学, 電気通信学部, 助教授 (50132783)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
吉川 容 三井文庫, 研究員 (20201460)
老川 慶喜 立教大学, 経済学部, 教授 (10168841)
小林 英夫 早稲田大学, アジア太平洋研究センター, 教授 (80052546)
柴田 善雅 大東文化大学, 国際関係学部, 教授 (00276669)
疋田 康行 立教大学, 経済学部, 教授 (70147924)
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Keywords | 中国 / 満州 / 植民地 / 企業 / 財閥 / 対外政策 / 満鉄 / 満州国 |
Research Abstract |
1、日本に所蔵されている満州企業関係書籍のうち、企業データが収録されているもの、および収録されていそうなものを抽出する作業をおこなった。このうち、各人がコピーで入手できる分についてはそれぞれがコピーして持ち寄ったが、小田原市立図書館所蔵分については、4名が小田原市立図書館へ出張して、山崎元幹(満鉄総裁)旧蔵の満州企業関係の資料(南満州鉄道重役会議録)や書籍をマイクロフィルムで蒐集した。収録コマ数は約7000である。 2、各人分担の満州企業に関する研究について検討をおこない、それをもとに2名が米国へ出張してヨシヒサ・マツサカ氏ら満州研究者から研究レビュウを受けた。これにより今後の研究の進め方について有益な示唆をえた。とくに企業データベースの構築が重要であることを再確認させられた。また、彼らから米国に所蔵されている満州関係資料・書籍について説明をうけた。特に米国議会図書館所蔵分については、同図書館において実際に資料・図書を閲覧のうえ詳細な説明をうけた。 3、満州関係企業データの収録されている書籍(満州鉱工年鑑、満州銀行会社年鑑など)を利用して、企業別データの作成を開始した。その際、データが膨大であるため、各自が分担してデータをパソコンに入力するとともに、アルバイトを使って入力した。次年度もデータを大量に入力する予定である。
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