1997 Fiscal Year Annual Research Report
わが国におけるデリバティブ取引きとリスク管理・情報開示に関する研究
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09630097
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Hiroshima Prefectural University |
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Principal Investigator |
西脇 廣治 広島県立大学, 経営学部, 教授 (30140859)
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| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
五百竹 宏明 広島県立大学, 経営学部, 助教授 (50264916)
はげ山 幸繁 広島県立大学, 経営学部, 教授 (20072001)
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| Keywords | デリバティブ / BIS規制 / リスク管理 / 情報開示 |
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| Research Abstract |
平成9年度は、上記のテーマに係わる文献、データの収集及び理論的考察を中心に行ってきた。
金融機関経営との関連では、新しく導入されるBIS新基準規制の市場リスク評価モデルとして、VaRモデル、内部モデル等を理論的に検討した。内部モデルは自己資本規制の有効性を高めるが、静学的モデル、銀行のリスク管理能力、トレーディング・リスクの取扱いなど残された問題もある。会計学との関連では、デリバティブと時価会計基準の導入、オフバランス取引と情報開示の範囲などの諸課題を検討してきた。具体的には、デリバティブ会計を中心として内外の理論的及び実務的文献を収集、吟味するとともに、平成9年3月期から始まった有価証券報告書におけるデリバティブ取引関係の開示についてその実態把握を試みた。また企業財務においては、わが国の企業財務データから主要産業におけるデリバティブ取引の規模を数量的に捉え、財務戦略におけるデリバティブ取引の意味を検討している。
平成10年度はこうした9年度の成果を踏まえながら上記の諸課題について包括的に研究を進める計画である。
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