1997 Fiscal Year Annual Research Report
ハッブル宇宙望遠鏡による遠方の銀河団内での銀河衝突について
Project/Area Number |
09640317
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Gifu University |
Principal Investigator |
若松 謙一 岐阜大学, 工学部, 教授 (30021801)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
浜部 勝 東京大学, 理学部, 助手 (00156415)
|
Keywords | 銀河 / 銀河団 / 銀河間衝突 / ハッブル望遠鏡 |
Research Abstract |
まづ、近距離銀河団内での銀河衝突の調査にあっては、ラス・カンパナス天文台2.5mデュポン望遠鏡で撮られた写真乾板を用いて6個のAbell銀河団を調べ、銀河間ブリッジや特異な形態の銀河をサーベイし、銀河団当たり平均約50個を探しだした。また、イメージのスケールは1/6と小さいがよりdeepに観測されているUKシュミット望遠鏡でのSky Survey(J)フィルム上でこれら銀河のfaintな衝突痕跡を調査し、確認チェックすると同時に、新たに銀河団当たり10個の衝突銀河を見つけだした。 これら銀河の銀河団内での位置を測定すると同時に、その周囲の銀河の個数密度を求めるべく、一定マグミツ-ドより明るい銀河を全て拾い出す作業にとりかかる予定である。 zが0.1〜0.5程度の遠距離銀河団にあっては、ハッブル宇宙望遠鏡のア-カイバルデータを調べ解析する準備として、ワークステーションを購入し、データ解析用のソフトをインストールした。引き続き、ア-カイバルデータの取得および解析の習熟に努めている。
|
Research Products
(3 results)
-
[Publications] K.Wakamatsu: "Redshift Survey of Ophiuchus Supercluster" Publ.Astron.Soc.Australia. 14. 143-145 (1997)
-
[Publications] K.Wakamatsu: "A Redshifl Survey of Obsured Galaries" Wide Field Spectroscopy. 345-347 (1997)
-
[Publications] Y.Taniguchi: "ISOCAM 7μ Deep Survey of Lochman Hole" Astron.& Astrophys.328. L9-L12 (1997)