1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09640365
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
吉井 尚 愛媛大学, 理学部, 教授 (00036360)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
水本 好彦 国立天文台, 教授 (20219653)
江沢 康生 愛媛大学, 理学部, 教授 (30036371)
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Keywords | 超高エネルギー / 宇宙線 / エネルギースペクトル / 核組成 / 空気シャワー |
Research Abstract |
チャカルタヤ山宇宙線観測所において100TeV以上の空気シャワーを観測している既存の空気シャワーアレイに加えて、空気シャワーの中心から距離10〜30mのところに21台の検出器を増設して、5TeV以上の空気シャワーを精度良く観測するように改良した。これにより空気シャワー中の総粒子数が精度良く測定でき、この空気シャワーの親粒子である一次宇宙線のエネルギーが精度良く求められる。また、その宇宙線の到来方向も精度良く求められる。 今年度はこの増設検出器の設営も完了し装置の調整も完了したので観測を開始しデータを収集中であったが、データを解析した結果、使っている回路に問題が発生したので、その対策を検討し、現地で処置をした。これらの処置が9月に修了したので10月から再度データ収集を開始した。これらの回路の検討などのため吉井が東京天文台の水本のところに出張した。 2000年3月には日本物理学会が開かれるので、吉井が出席してそれまでに得られているエネルギースペクトルや到来方向の異常性の結果についての報告をする予定である。 来年度も観測を続行し、データ解析を行って、5TeV以上の一次宇宙線のエネルギースペクトルや到来方向の異常性を調べる。 この研究には日本-ボリビア空気シャワー共同研究グループのメンバーも共同研究者として参加している。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Y.Shirasaki,et al.: "The Chemical Composition of Primary Cosmic Rays with energies from 15^<15> to 10^<16.5>eV"Proceedings of 25th International Cosmic Ray Conference,Durban. Vol.4. 53-56 (1997)
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[Publications] F.Kakimoto,et al.: "Enhancement of Cosmic Rays from the Vela Region at E>10^<12>eV"Proceedings of 26th International Cosmic Ray Conference,Utah. Vol.4. 279 (1999)