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1997 Fiscal Year Annual Research Report

配位結合と水素結合部位をもつ高機能性ホストの合成とその分子認識機構の解析

Research Project

Project/Area Number 09640637
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHiroshima University

Principal Investigator

笛吹 修治  広島大学, 理学部, 助教授 (20160252)

Keywords機能性ホスト / 水素結合 / 分子認識 / サレンニッゲル錯体 / アミノ酸 / 会合様式 / キラル認識
Research Abstract

酵素の持つ重要な性質の一つである分子認識の様式について明らかにするために、そのモデル化合物として、水素結合部位と金属配位子を組み込んだホスト分子の合成を行った。目的化合物としては水素結合部位にソフトール基、金属配位部位にサレン型の金属配位子を組み込んだ系を設計し、まず、水素結合部位にあたる8-置換-2-ナフトール誘導体を2-ナフトールから合成した。これと_<p->ブロモフェノール誘導体とのカップリングにより得られた化合物のフェノールのオルト位へホルミル基を導入し、その後エチレンジアミン誘導体と縮合を行いシッフ塩基とした。これを酢酸ニッケルと処理することによりニッケルを配位させ目的の化合物を合成した。
この目的化合物を用いて、各種アミノ酸類との溶液中での会合の様子をプロトンNMRスペクトルを用いて調べたが、ヒスチジンメチルエステル以外は殆どシフト変化が見られなかった。そこで、ヒスチジンとの会合様式について調べるため、ヒスチジンの官能基であるイミダゾールとの会合を調べた結果、イミダゾールと相互作用していることがわかり、イミダゾール環が重要であることがあきらかとなった。
今後、アミン類の配位に対する中心金属の影響や、キラル配位子をもちいたアミン酸類のキラル認識について検討する予定である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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