1997 Fiscal Year Annual Research Report
ポリメタクリロイルアセトンを感応膜とする超微小センサの試作とその特性評価
Project/Area Number |
09640730
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
本仲 純子 徳島大学, 工学部, 助教授 (40035811)
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Keywords | ポリメタクリロイルアセトン / 超微小センサ / 微量金属測定 / 鉄 / 銅 / 鉛 / モリブデン |
Research Abstract |
当初に計画した通り、本年度は、ポリメタクリロイルアセトン修飾超微小センサの試作を行ない、センサの特性評価を行なうことができた。まず、メチルエチルケトンを出発物質としてメタクリロイルアセトンを合成した後、アゾビスイソプチロニトリルを重合開始剤に用いて目的のポリメタクリロイルアセトンを得た。別に、アセチレンブラックとテフロンの乳濁液を混合して、カーボンペーストを作りシート状に加工した。これを30μmの白金線を封入した超微小白金センサの先端部に充填し、上述の高分子を修飾して、超微小センサを作製した。試作センサ上に目的金属イオンを錯形成(前濃縮)させた後に、申請のBAS社製エレクトロケミカルアナライザーCV50Wを用いて電気的測定を行ないセンサの特性評価を行なった。すなわち、感応膜の組成比とその安定性、測定可能な金属イオンの種類の検討、走査速度、pHの影響、前濃縮時の印加電圧の影響、温度の影響あるいは定量可能な濃度範囲、センサ寿命等について検討した。その結果、鉄イオン、銅イオン、鉛イオンおよびモリブデンイオンの定量が可能であることが明らかになった。
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