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1997 Fiscal Year Annual Research Report

スンダドントの形成に関する歯科人類学的研究

Research Project

Project/Area Number 09640838
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionNihon University

Principal Investigator

金澤 英作  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (70050648)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 近藤 信太郎  昭和大学, 歯学部, 講師 (60186848)
葛西 一貴  日本大学, 松戸歯学部, 教授 (30169396)
Keywordsスンダドント / 歯の形態 / 人類学 / 太平洋
Research Abstract

目的
東南アジアからインドネシア、南太平洋に至る諸地域のスンダドントの集団の分布はきわめて複雑である。その複雑さのに比べてこれまで知られているスンダドントの歯形質はきわめて少ない。本研究の第一の目的は混血や移動によって形成された現在のスンダドントの歯形質を網羅的に記載することである。これまでに得られているスンダドンド集団やメラネシア集団、および我々が別途研究費によって採集予定の集団について、これまでスンダドントの特徴とされている形質ばかりでなく、小臼歯や犬歯などの歯について歯冠形質の詳細な研究を行い、より多くの特徴を抽出する。
本年度の成果
日本大学松戸歯学部の所蔵する、フィジ-、サモア、キリバス、パラオ、の資料についてメトリックとノンメトリックの両方の観点から計測を行った。その結果をこれまでの報告と比較すると、フィジ-およびサモアはメトリック、ノンメトリックともそれぞれメラネシア集団とポリネシア集団に属することが分かった。しかしキリバスとパラオのミクロネシアの2集団は計測項目や集団の選び方によってポリネシアに近い場合や、メラネシアに近い場合が見られた。
東京大学の所蔵するフィリピンの少数民族、ネグリトおよび昭和大学の所蔵するフィリピン現代人の顎模型について同様の計測を行った。その結果ネグリトは他の太平洋集団とはかけ離れた歯の形質を持つことが分かった。フィリピン現代人はネグリトと他の太平洋集団の中間に位置した。
フィジ-、サモアについては頭蓋の矢状断形態についての解析を行った。その結果フィジ-の短頭傾向が明らかになった。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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