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1997 Fiscal Year Annual Research Report

高速列車走行時に発生するトンネル出口騒音の低減を目的とするパッシブコントロール

Research Project

Project/Area Number 09650193
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyushu University

Principal Investigator

青木 俊之  九州大学, 大学院・総合理工学研究科, 助教授 (20150922)

Keywords高速列車 / トンネル / 騒音 / パッシブコントロール / 圧縮波 / 衝撃波
Research Abstract

近年,工業の発展とともに,健康の保護と生活環境の保全という観点から,大気汚染,水質汚濁などに対する環境基準はますます厳しくなってきているが,過密化された我国では,特に騒音に関わる公害は重要で早急に解決すべき問題である。最近,従来から問題になっている各種の騒音とは全く異なるタイプの騒音が問題になりつつある。例えば,新幹線のような高速列車がトンネルに突入すると,列車のピストン効果により,トンネル入口に圧縮波が形成される。この圧縮波はトンネル出口より放出され,ソニックブームのエヌ・ウェーブに似たパルス波がトンネル出口より周囲に伝わり衝撃的な空力騒音となる。従来の低減対策は,トンネル入口での緩衝工,トンネル内に枝坑を設けるなどの方法であったが,近年の列車の高速化に伴い従来の低減法では不十分になってきた.本研究の目的は,出口パッシブコントロール装置を設けた高速鉄道トンネル波動シミュレーターを用いて,衝撃的空力騒音の低減実験を行うことにより,パッシブコントロール装置の最適な形状や内部構造を解明するとともに,高速列車走行時に発生するトンネル出口からの衝撃的空力騒音に対するトンネル出口パッシブコントロールを用いた騒音低減法を確立することである。本年度では,衝撃的騒音のパッシブな低減対策法の一つであるトンネル出口にボックスを設ける方法について,まず円形断面の管内を圧力波が伝ぱし開口端から放出され衝撃的騒音が形成されるまでを数値解析した.この計算結果を用い,低減ボックス内の流れ場を数値的に可視化し,衝撃的騒音の低減メカニズムを明らかにした.さらに,ボックスの形状をさまざまに変化させた解析により,トンネル出口ボックスの最適な形状を明らかにした。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] 青木俊之: "円管開口端における衝撃的騒音のパッシブコントロール" 可視化情報. 17・s2. 27-30 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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