• Search Research Projects
  • Search Researchers
  • How to Use
  1. Back to project page

1997 Fiscal Year Annual Research Report

同期発電機の磁気飽和の非線形モデリング

Research Project

Project/Area Number 09650316
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionKyoto University

Principal Investigator

高瀬 冬人  京都大学, 工学研究科, 講師 (60192150)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 引原 隆士  京都大学, 工学研究科, 助教授 (70198985)
上田 皖亮  京都大学, 工学研究科, 教授 (00025959)
Keywords同期機 / 磁気飽和 / モデル化 / 継鉄 / ポ-シェインダクタンス
Research Abstract

1.電機子鉄心継鉄部に飽和が生じる同期発電機の非線形モデルを構築した。すなわち、同期機の界磁電流および電機子電流を用いて、同期機の空隙磁束分布ならびに電機子巻線鎖交磁束を計算するモデルを作った。電機子鉄心継鉄部の飽和を考慮して、機内磁束の流れを表す磁気回路を構築し、同期機の空隙磁束分布を表す微分方程式を得た。これを数値ハ-モニックバランス法で求解することにより、同期機の飽和特性を計算することができる。界磁起磁力の分布が正弦波状であると考えると、同期機の飽和特性は、飽和係数を用いて記述できる形式となった。
2.同期機の等価的なもれインダクタンスであるポ-シェインダクタンスについて考察した。その結果、同期機の磁気飽和が生じる鉄心中の位置によって、ポ-シェインダクタンスが一定になる場合と、一定にならない場合があることが判明した。ポ-シェインダクタンスが一定となる機械では、鉄心中の集中した部位に磁気飽和が発生する。この飽和は、界磁起磁力と電機子起磁力の合成起磁力に依存するため、もれインダクタンスである、ポ-シェインダクタンスは一定となる。一方、ポ-シェインダクタンスが一定とならない機械では、鉄心中で磁気飽和の起きる場所が、運転条件によって変化する。飽和は、界磁起磁力と電機子起磁力の合成起磁力に単純に依存せず、ポ-シェインダクタンスは一定とならない。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] 高瀬、中村、上田: "電機子継鉄部が飽和する同期機の空隙磁束分布モデル" 電気学会回転機研究会資料. RM97-31. 45-50 (1997)

  • [Publications] 高瀬、中村、上田: "同期機のポ-シェリアクタンスに関する一考察" 電気学会回転機研究会資料. RM97-125. 99-104 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

Information User Guide FAQ News Terms of Use Attribution of KAKENHI

Powered by NII kakenhi