1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09650327
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Research Institution | KUMAMOTO UNIVERSITY |
Principal Investigator |
秋山 秀典 熊本大学, 大学院・自然科学研究科, 教授 (50126827)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
勝木 淳 熊本大学, 工学部, 助教授 (80233758)
LISITSYN Igor 熊本大学, 工学部, 助教授 (70284734)
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Keywords | パルスパワー / ストリーマ放電 / 排ガス処理 / オゾナイザー / レーザ計測 / 大気圧放電 / 非熱平衡プラズマ |
Research Abstract |
高繰り返しパルスパワー発生技術の進歩と共に、排ガス処理、高効率オゾン発生装置、フロンやダイオキシンの処理、VOCの処理、真空紫外光源等、産業応用の可能性が議論されるようになってきた。これらは、いずれもパルスパワーによって大面積にわたり均一に生成された大気圧ストリーマ放電が使われる。本研究目的は、パルスパワー生成大容量ストリーマ放電現象を解明することである。最終年度である本年度は、FTIRを用いてパルスパワー生成大容量ストリーマ放電中で生成された微量ガスの計測、分光器を用いた高エネルギー電子の計測、パルスパワー生成ストリーマ放電のシミュレーションコードを開発し、パルスパワー生成大容量ストリーマ放電現象を明らかにした。大気中で放電した時に発生する微量ガスをフーリエ変換型赤外分光器で測定したところ、一酸化炭素、一酸化窒素、亜酸化窒素が微量検出された。放電プラズマからの放射光を分光したところ、プラズマの温度が10eV以上あることが分かった。コンピュータシミュレーションコードはまだ精度が良くないが動作し、実験結果との比較も行えるようになった。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] 塚本 俊介: "火力発電所におけるパルスパワーを用いた実ガス処理"電気学会論文誌. 119-A. 984-989 (1999)
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[Publications] 浪平 隆男: "パルスパワーを用いたNO_x処理における組成の影響"電気学会論文誌. 119-A. 1190-1195 (1999)
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[Publications] T.Namihira: "Production of nitric monoxide using pulsed power"IEEE Transaction on Plasma Science. 28. (2000)
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[Publications] T.Namihira: "Improvement of NO_x removal efficiency using shot pulse"IEEE Transaction on Plasma Science. 28. (2000)