1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09650400
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
瀬崎 薫 東京大学, 生産技術研究所, 助教授 (10216541)
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Keywords | 光スイッチング / 波長分割スイチッング / 空間分割スイチッング / 超高速ネットワーク / トラヒック特性 / 大容量スイチッング / ファブリック / ノンブロッキング |
Research Abstract |
21世紀の社会の最重要基盤となる超高速ネットワークにおいては、映像系情報伝送が主流となり、現在より3ケタ以上のネットワークの高速化が必要となる。高速化のためには、光ファイバ上での伝送路容量を拡大させる技術とともに、ノードにおけるスイッチングの大容量化も重要となってくる。 このような背景の元、本研究では超高速光スイッチアーキテクチャの研究を行った。本研究では、波長分割と空間分割系を混合した形のアーキテクチャをベースとして、そのトラヒック解析を試みると共に、更に時間方向にも分割を試みることによる更なる容量の拡大を目指した。 本年度は、ノンブロッキング条件の場合と、ブロッキングを許す場合について、空間分割、波長分割だけではなく、時分割形のスイッチングも導入した場合の、所要ハードウエア・トラヒック処理特性について検討した。その結果、ブロッキングを多少許容すれば、著しく所要ハード量が削減され、経済的にスイッチファブリック・ノードを構成できることを示した。 また、単なるスイッチファブリックの改良に留まらず、このスイッチアーキテクチャを用いて構成されるネットワークでの上位レイヤのプロトコルの設計、このようなネットワーク上で、主流となると予想されるマルチキャスト型アプリケーションを効率的に扱うためのネットワークトポロジー、更にはこのようなスイッチアーキテクチャを用いたネットワーク上で伝送されるメディアの品質制御に関する技術など多岐に渡る方面に研究を展開することが出来た。
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[Publications] 三好 匠・田中良明・瀬崎 薫: "デルタスター構成のマルチキャスト通信網への適用" 電子情報通信学会論文誌B-I. Vol.J81-B-I,no.12. 827-838 (1998)
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[Publications] 三好 匠・田中良明・瀬崎 薫: "小エリアにおけるマルチキャスト通信網構成" 電子情報通信学会技術研究報告[交換システム]. SSE98-3 (1998)
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[Publications] 桑子純一・瀬崎 薫: "分散環境におけるメディア同期" 電子情報通信学会技術研究報告[交換システム]. SSE98-100 (1998)
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[Publications] 遠藤秀和・瀬崎 薫: "分岐数を制限したマルチキャストルーチングの検討" 電子情報通信学会ソサイエティ大会. B-7-103 (1998)
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[Publications] 三好 匠・田中良明・瀬崎 薫: "マルチキャスト通信網増設法の検討" 電子情報通信学会技術研究報告[テレコミュニケーションマネージメント]. TM98-59 (1999)
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[Publications] 桑子純一・瀬崎 薫: "遅延予測を用いた分散同期の一提案" 電子情報通信学会技術研究報告[コミュニケーションクオリティ]. CQ98-89 (1999)