1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09650436
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Research Institution | University of Tsukuba |
Principal Investigator |
高木 英明 筑波大学, 社会工学系, 教授 (30260467)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
小野里 好邦 群馬大学, 工学部, 教授 (10143710)
高橋 豊 奈良先端科学技術大学院大学, 情報科学研究科, 教授 (00135526)
張 勇兵 筑波大学, 社会工学系, 講師 (80242353)
橋田 温 筑波大学, 社会工学系, 教授 (70228401)
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Keywords | 通信ネットワーク / トラヒック解析 / 移動体通信 |
Research Abstract |
1. M/G/∞待ち行列を利用した長記憶過程の生成 インターネットや圧縮動画像が流れる現代の高速情報通信網のトラヒックは,従来の計算機通信網や電話網上のトラヒックとは特性が大きく異なり,通信量の時系列が長記憶性をもつことが測定されている.そこで長記憶性をもつ過程の性質と、その解析法として提案されているいくつかの方法の有効性を検証するために,M/G/∞待ち行列の系内客数が長記憶過程であることに着目して,Hurstパラメタで与えられた長記憶性をもつ過程を生成する方法を開発した.シミュレーションによって生成したデータ時系列に対し,R/S解析及び分散解折を行なった. 2. CDMA方式の移動体通信システムの性能評価 次世代携帯電話のCDMA方式のセルラ移動体通信システムでは、従来の周波数分割方式の場合とは異なり,各セルで使用可能なチャネル数がまわりのセルで使用されているチャネル数に影響される.このとき,新しく発生する呼が(発生時にセルの全チャネルが使用中のために)受け付けられないで呼損になる確率や,通話中のユーザが隣りのセルに移動するときにハンドオフができず強制切断される確率を、Markov過程モデルの数値解とシミュレーションで評価した. 3. シミュレーションによるIEEE1394方式の性能評価 情報家電端末をつなぐ高速シリアルインタフェースとして最近製品化が進んでいるIEEE1394プロトコルのスループットと伝送遅延に関する性能をOPNETというシミュレーションパッケージを用いて評価し,イーサネットのCSMA/CD方式の性能と比較した.
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Research Products
(5 results)
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[Publications] 工藤誠也・高木英明、他2名: "ATM通信網における圧縮動画像トラヒックの自己相似性" 電子情報通信学会論文誌 B-I. J81-B-I・9. 549-556 (1998)
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[Publications] 高木英明: "セルラ移動体通信網のトラヒックモデル" オペレーションズ・リサーチ. 43・5. 259-263 (1998)
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[Publications] 高木英明: "情報通信トラヒックの自己相似性-ここにもフラクタル-" SUT Bulletin. 1999・2. 22-29 (1999)
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[Publications] S.Yugyu and H.Takagi: "Performance Analysis of the D Channel Access Control Scheme in the ISDN Basic User/Network Interface" IEICE Transaction on Communications. 掲載予定. (1999)
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[Publications] H.Takagi and K.Sakamaki: "Symbolic Moment Calculation for the Sojourn Time in M/G/1 Queues with Bernoulli Feedback" Journal of the Operations Research Society of Japan. 掲載予定. (1999)