1999 Fiscal Year Annual Research Report
H_2制御とH_∞制御の併用による知的メカニカルアースの実験とディジタル信号処理
| Project/Area Number |
09650463
|
|---|
| Research Institution | Nagoya University |
|---|
Principal Investigator |
杉本 謙二 名古屋大学, 工学研究科, 助教授 (20179154)
|
|---|
| Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 登 名古屋大学, 工学研究科, 講師 (00283416)
安藤 嘉則 名古屋大学, 工学研究科, 講師 (70242831)
鈴木 正之 名古屋大学, 工学研究科, 教授 (20023286)
|
|---|
| Keywords | H_∞制御 |
|---|
| Research Abstract |
平成11年度は,以下のような研究を行った.
・サンプル値制御系における安定余裕問題
ディジタル信号処理に必要なサンプル値制御系の理論研究をさらに推進した。特に、H_∞制御の応用による安定余裕指定および部分極配置問題を、まず連続時間系について解決した。さらに、これを離散時間系に拡張することにも成功した。
・実験装置の完成
前年度は部分的なデータ処理ができるに留まっていたが、今年度は測定システムを完成させ、実験データの蓄積と信号処理の自動化を全面的に可能とした。
・実験装置による制御実験
完成した装置を用いてメカニカルアースの制御実験を行った。制御則としてH_2制御およびH_∞制御を併用し、感度低減化・ロバスト安定化など所期の目的を達成することができた。
|
-
[Publications] K.Sugimoto,M.Suzuki,A.Satoh: "On γ-positive real sampled-data control systems"Mathematical Theory of Network and Systems 98. 409-412 (1999)
-
[Publications] K.Sugimoto: "Weakened Partial Pole Placement with H_∞ Criterion"European Control Conference 99. (1999)
-
[Publications] A.Satoh,I.Hodaka,K.Sugimoto: "Partial Pole Placement with Specified Stability Margins"38-th IEEE Conference on Decision and Control. 1389-1390 (1999)
-
[Publications] K.Sugimoto: "Observer-based Quadratic Stabilization with Dominant Pole Placement"3rd IFAC Sumposium on Robust Control Design,to appear. (2000)
-
[Publications] 佐藤淳,穂高一条,杉本健二: "安定余裕を指定した部分極配置-多項式ILQ設計法の拡張"システム制御情報学会論文誌. 13・1. 30-37 (2000)
