1997 Fiscal Year Annual Research Report
都市間道路のサービス水準と幾何構造の評価に関する研究
Project/Area Number |
09650580
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
中村 英樹 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助教授 (10212101)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 博和 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 助手 (90293646)
林 良嗣 名古屋大学, 大学院・工学研究科, 教授 (00133091)
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Keywords | 都市間道路 / 交通流 / 道路構造 / サービス水準 / 環境負荷 / 車線数 / ライフサイクルアセスメント |
Research Abstract |
1.都市間高速道路の車線数決定方法の国際比較分析 都市間高速道路の単路部における既往の車線数決定方法,およびこれらに関する影響要因について,日・米・独の各国を対象として比較分析を行った。その結果,同じ計画交通量に対して実現する車線数が,これら各国の手法によりかなり異なり,特に米国では交通流に対して最も上質のサービスを提供していることが示された.これらの相違のとりわけ大きな要因は,我が国の手法による考え方に対応させると,(1)基本交通容量,(2)大型車混入率による補正係数,および(3)交通量-交通容量比の3つであり,特にサービス水準の設定が重要な要因であることが示された. 2.総費用・環境負荷を考慮した道路横断面構成評価手法の開発 総費用,環境負荷の観点から,これらが最小となるような道路横断面構成の評価手法の開発を行った.費用には,管理者費用として建設費用・維持管理費用を,利用者費用として時間費用・走行消費を計上し,これらを建設段階から供用後40年間の経年合計で積み上げている.また,環境負荷としては,CO_2およびNO_x排出量を考慮している.CO_2については,ライフサイクルアセスメントの考え方を適用し,建設による排出と,維持管理および走行による排出道路構造別に評価の対象としている.本手法を適用して算出した地形条件別の最適横断面と,既往の手法による決定横断面について比較考察を行った.
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Research Products
(1 results)