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1998 Fiscal Year Annual Research Report

オゾンによるクリプトスポリジウムの不活化

Research Project

Project/Area Number 09650611
Research InstitutionSetsunan University

Principal Investigator

金子 光美  摂南大学, 工学部, 教授 (50083738)

Keywordsクリプトスポリジウム / オゾン消毒 / 脱嚢試験 / ct値
Research Abstract

昨年度の研究に引き続いてCryptosoridium parvumのオーシストのオゾンの不活化実験を行ない、昨年度の結果の精度を高めるとともに、消毒方法として現在最も汎用されている塩素による不活化も試みた。オーシストの不活化実験において、消毒剤がオーシスト以外の材料成分に消費されることをできるだけ避けるようにした。得られた値が他報告例に比べて低いのは、その結果と考えられ、より正確な評価ができたと考えている。
オーシストの消毒効果の評価は、オーシストの生死を判定する方法によって異なる。もっとも信頼性の高いのは感染性によって評価することである。そこで汎用されている脱シスト及びDAPI/PI染色方法のほかにマウス感染によってもオーシストの判定を行なった。脱嚢試験及びDAPI/PI染色方法で得られた値は昨年度の結果を裏付けるものであり、99%不活化のCt値が12〜20mg・min/ιであった。しかしマウス感染性による判定の場合は99%不活化に対するCt値は6mg・min/ιであった。同時に行なった塩素による不活化を感染性で判定した場合は90%の不活化に対して、Ct値は1200mg・min/ιであった。この値は、より純粋な系で行なったため信頼性が高いと考えている。クリプトスポリジウムの存在量に比して感染例が少ないのは、塩素もそれなりの効果を発揮していると考えられる。しかし、この値でも安全性を十分に保証できる値ではない。オゾンにより10mg・min/ι程度のCt値が得られるようにオゾンにより消毒すればよいことが明らかになった。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] Kaneko Mitsumi: "Preventive measures against pathogenic orgarism disaster in sewage(Cryptosporidium,E.coli,Virus.etc)in Japan" Proc.7th WEF/JSWA Joint Technical Seminar on Sewage Treatment Technology. 7th. 151-177 (1998)

  • [Publications] 金子光美: "水の感染症リスクと震災対応" 水処理生物学会誌. 18. 3-4 (1998)

URL: 

Published: 1999-12-11   Modified: 2016-04-21  

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