1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09650676
|
Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
|
Research Institution | Tokyo University of Science |
Principal Investigator |
真鍋 恒博 東京理科大学, 工学部, 教授 (10084378)
|
Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
加藤 雅和 東京理科大学, 工学部, 助手 (10233818)
|
Keywords | 変遷 / 建築材料 / 建築部品 / 構法 / 内装 / 外装 / 仕上げ / データベース |
Research Abstract |
我が国に於いて広く一般に普及した建築材料・部品や構法のうち、主な建築内装材料及び外装材料とその仕上げ構法を対象とし、近代以降、現代に至るまでの我が国に於ける変遷を明らかにした。具体的には、床及び壁の最も一般的な仕上材料を対象とし、材料の開発と普及、それに伴う構法の変化、変遷の社会的・技術的要因を下記の方法により調べた。 1.部位毎の材料・構法の概要把握と分類、内外装製品の現状調査:今日まで用いれている材料・構法を部位別に分類し、その概要を把握した。また、実際の建築を対象に、内外装製品の現状を調べた。これらをもとに、我が国における床及び壁の最も一般的な仕上材料として、下記の材料を研究対象として選んだ。 (1),内面壁仕上材:木質系ボード(合成、パーティクルボード、繊維板)・石膏系ボード・壁紙 (2),床仕上材:プラスチック系(ゴム系、リノリウム、アスファルト系、塩化ビニル系)・木質系・カーペット (3),外面壁仕上材:金属製外装材 2,文献調査:社史・業界史、社内資料、雑誌各種、材料や構法に関する古今の書籍から、内外装仕上材料と構法の変遷に関する記述を収集した。 3,ヒアリング:企業等で戦後の製品開発に携わった方々など、変遷に詳しい人を対象に行なった。 以上により得られた調査結果は、近代以降の建築物の構法調査をはじめ、さまざまな場面で基礎資料として活用できるよう、各種観点から検索可能な形でデータベース化した。次年度は、各時代の建物における内外装仕上構法の採用率を建物の各部位毎に調べ、我が国に於ける内外装仕上材料の使用実態とその変化を明らかにする。
|