1997 Fiscal Year Annual Research Report
熱電変換型水素濃淡電池用電極触媒の乾式拡散法による調製
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09650862
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Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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| Research Institution | Tokyo University of Science |
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Principal Investigator |
斉藤 泰和 東京理科大学, 工学部, 教授 (10010761)
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| Keywords | 2-プロパノール脱水素 / 水素スピルオーバー能 / 高表面積炭素担体 / 金属パラジウム触媒 / 複合金属触媒 / パラジウム・ルテニウム / 乾式拡散法調製 / 調製前駆体錯体 |
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| Research Abstract |
負電極触媒上で2-プロパノール脱水素、正電極触媒上でアセトン水素化を進行させ、高分子電解質膜の両側に生じさせた水素濃度差から電力を得る熱変換システムは、沸騰加熱下高いスピンドルオーバー能を示す炭素担持脱水素触媒がその開発の鍵を握っている.既往の含浸法により塩化パラジウム水溶液から調製した高表面積活性炭素担持の金属パラジウム触媒(5wt%)に比較し、トリス(ジベンジリデンアセトン)ジパラジウム錯体と担体炭素を170℃、窒素流通下1時間撹拌し、配位子脱離・原子団凝集させて得た乾式拡散法調製金属パラジウムは、径のよく揃ったナノ粒子が担体上に一様に分散していて、2-プロパノール脱水素活性も水素スピルオーバー能も優れていることがわかった。しかも金属パラジウム粒子とドデカカルボニルトリルテニウム錯体を乾式拡散処理すると、脱水素活性とスピルオーバー能がさらに向上し、電極触媒としての適格性が高いと結論された。最適複合比・処理条件を検討している.
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[Publications] Nei.Meng: "Chemical Heat Pump Involving 2-Propond Dehydrogenation and Acotone Hydrogenation" Intern.J.Hydrogen Energy. 22・4. 361-368 (1997)
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[Publications] 劉,純山: "水素化脱水素反応対を用いる水素の長期間貯蔵・長距離輸送" 水素エネルギーシステム. 22・1. 27-32 (1997)
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[Publications] 永井,直宏: "乾式拡散法による鉄錯体を前駆体とした炭素担持白金-鉄複合触媒の調製" 触媒. 39・6. 474-477 (1997)
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[Publications] 永井,直宏: "液膜状態にある炭素担持2-プロパノール脱水素触媒の熱力学的特質" 水素エネルギーシステム. 23・1. 印刷中 (1998)
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[Publications] Saito,Yasukazu: "Ultra-fine Particles" Noyes Publications, 447 (1997)
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[Publications] 斉藤,泰和: "光化学エネルギー変換" アイピーシー, 445 (1997)
