1998 Fiscal Year Annual Research Report
緑膿菌の病原性因子発現を制御するホモセリンラクトンとアンタゴニストに関する研究
Project/Area Number |
09660106
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Research Institution | The University Of East Asia |
Principal Investigator |
森原 和之 東亜大学, 工学部, 教授 (80230142)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
中野 昭夫 東亜大学, 工学部, 教授 (90091355)
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Keywords | 緑膿菌 / 病原性因子 / 発現制御 / ホモセリンラクトン / アンタゴニスト / β-ガラクトシダーゼ / las-I遺伝子 / lasR遺伝子 |
Research Abstract |
1) ホモセリンラクトン定量系 平成9年度に構築したプラスミドではホモセリンラクトンの定量ができなかったので、新たに転与ターミネーターをもつpCRTlas I/lac Z/GST las R(10.2 Kb)を構築した。即ち、アンピシリン耐性遺伝子をもつpUC系のプラスミドpCRIIをEooRI 処酸後、PCRで増幅したladI遺伝子のプロモーター領域(プライマー;lasI-1-Stu1・AAGGCCTTTGGGTCATTACTCTGATC,lasI-2-Sal1・GGTCGACACTCTTOGOGOOGAOCAATT)を挿入した(pCRlasI,4.4Kb)。このプラスミドをSaII消化後、Blunting処理とアルカリホスファターセ処理を行ない、pMC1871(7.5 Kb)のlac Z遺伝子(SaII 断片)を挿入した(pCRlas I/lac Z)。次ぎに、このプラスミドをHindIIIで切断し、Bhruting処理とアルカリホスファターゼ処理を行なったものと、プラスミドpKK232-8より得た転写ターミネーター(nnBTI;EooRI 180 bp断片)をBluntingしたものをリガーゼで反応させ、pCRTlas I/las Zを作製した。更にこのプラスミドをXbalで切断し、pGEX3XlasR3455プラスミドのNarTI-Tth111I断片をBlunting、リガーゼを用いて挿入した(pCRTlasI/lac Z/GSTlas R)。同プラスミドをコンピテントセルE coli HB101に導入し、ホモセリンラクトの定量が可能であることを確認した。 2) ホモセリンラクトン 上記の系を用いて、ホモセリンラクトンのアゴニスト或いはアンタゴニストを検索する為に、次ぎの化合物を合成した。N-ドテカノイル-DL-ホモセリンラクトン、4オキソ-5-アザンデカノイル-DL-ホモセリンラクトン、3-オキソ-4-アザドテカノイル-DL-ホモセリンラクトン
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