1999 Fiscal Year Annual Research Report
廃棄物のコンクリート用混和材としての有効利用に関する研究
Project/Area Number |
09660258
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Research Institution | MIE UNIVERSITY |
Principal Investigator |
月岡 存 三重大学, 生物資源学部, 教授 (10024572)
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Keywords | コンクリート / 廃棄物 / 籾穀灰 / コンクリートスラッジ / 発泡スチロール / 混和材 / フレッシュコンクリート / 硬化コンクリート |
Research Abstract |
本年度は、3年計画の最終年であるため、昨年度までの2年間の実験研究で残した実験(発泡スチロール関係)の実施とこれを含めた研究結果の取りまとめ(報告書の作成)を行った。 以下にその内容を示す。 1.結合材としての廃棄物の有効利用に関する研究 既に実験が終了した籾穀灰と生コンスラッジに関するもので、論文として発表したものをもとにして報告書用にまとめた。 2.混和材としての発泡スチロールの利用に関する研究 [発泡スチロールビーズの混入量がモルタルおよびコンクリートの性質に及ぼす影響] 実験結果をまとめ、研究会発表用論文および報告書用の原稿を作成した。 [粒径および形状の異なる発泡スチロールの混入がモルタルの性質に及ぼす影響] 混和材として粒径の異なる発泡スチロールビーズおよび破砕した発泡スチロールを用いたモルタルの単位体積質量、強度および乾燥収縮ひずみなどの実験結果をまとめて、農業土木学会大会講演会および同学会京都支部研究発表会で発表した。 3.報告書の作成 籾穀灰、生コンクリートスラッジおよび発泡スチロールの計3種類の廃棄物を混入したコンクリート(およびモルタル)の性質についての実験結果およびこれら廃棄物の混和材としての有効な利用方法の提案などを内容とする報告書を作成した。
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