1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09660274
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
安部 武美 愛媛大学, 農学部, 教授 (40036299)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
疋田 慶夫 愛媛大学, 農学部, 助教授 (50127908)
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Keywords | 遠赤外線 / 乾燥 / 椎茸 / 農産物 / 品質評価 / 機械化 / セラミックヒータ / 省力化 |
Research Abstract |
本研究は乾燥椎茸の品質向上を目指して、遠赤外線椎茸乾燥機の開発を行なおうとするものである。昨年度試作した遠赤外線乾燥装置を使用し、さらに詳細に、椎茸への赤外線放射乾燥特性、放射加熱による赤外線の椎茸への浸透性等を測定し、データの蓄積を行った。 赤外線の放射加熱は、空気にほとんど吸収されないため、直接、被加熱物表面に到達し、吸収され、加熱効果を現す。さらに被加熱物の内部までわずかではあるが放射加熱の効果を与えることが出来るため、椎茸のような薄い形状のものの加熱を急速に行えると言われている。そこで、昨年試作した同装置を透気方式で熱風、遠赤外線、およびこれらの併用の3通りの実験が出来るように改造し、乾燥条件と熱効率、乾燥速度、椎茸の乾燥状態、椎茸の品質等の関係を調べた。赤外線の吸収係数および加熱による温度変化の実測値から、赤外線の椎茸内部への浸透距離を推定した。 その結果、椎茸表面近傍の温度変化及び媒体の熱物性(密度、比熱、熱伝導度)を実測することによって、遠赤外線エネルギの浸透距離を推定することが出来た。また水の吸収係数の値は2.5μm以上の長波長側では大きく、短波長側では小さくなるので、長波長側の赤外線エネルギは椎茸表面でほとんど吸収されてしまう。したがって短波長側赤外線エネルギが椎茸内部の温度上昇に影響を与えるなどを明らかにした。 今後は椎茸の熱物性値および光学的物性値の整理と正確な実測が必要である。
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Abe T.: "Heat and Mass Transfer Characteristics of Barley During Far Infrared Drying" Proceedings of IFAC,CIGR,Eurageng 2^<nd> International Workshop on Control Application in Post-harvest and Processing Technology,Budapest,Hungary. ・. 153-158 (1998)
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[Publications] 松林 壮: "遠赤外線乾燥技術の椎茸への応用" 生物環境情報システム学研究発表論文集. 2・. 23-24 (1999)
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[Publications] Y.Hikida: "Development and Performance of Simple Controlled Atmosphere Storage System for Fruits and Vegetables" Proceeding of the International Agricultural Engineering Conference Bangkok,. ・. 345-352 (1998)
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[Publications] Abe T.: "A Single Layer Re-wetting Equation for rough rice" 農業機械学会関西支部報. ・85. 45-48 (1999)