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1999 Fiscal Year Annual Research Report

ルーメン由来フィチン分解菌の単離と遺伝子解析

Research Project

Project/Area Number 09660290
Research InstitutionKyoto Prefectural University

Principal Investigator

牛田 一成  京都府立大学, 農学部, 助教授 (50183017)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 宮崎 孔志  京都府立大学, 農学部, 助手 (60254322)
小島 洋一  京都府立大学, 農学部, 教授 (80046490)
Keywordsルーメン / フィチン / フィターゼ生産菌
Research Abstract

本年度は、昨年度にひきつづきフィターゼ生産菌としてめん羊ルーメンより単離したKlebsiella pneumoniae kpu001株からフィターゼ遺伝子を単離する作業を行った。PSM培地上で明瞭なハロー形成をするクローンより大腸菌プロリポプロテインジアシルグリセリル転移酵素やチミジレート合成酵素の部分と高い相同性が認められた配列RQPDAQFTGGWVQYISMGQILSIPMVLAGIIMMVWAYRHRPQQをすでに得ていたが、これらの挿入断片約1.5kbを解読したところ、大腸菌ヘリカーゼBに近い遺伝子と推測され、フィターゼないしは広義のホスファターゼとの間連性は低いことが明らかになった。このほかのやく50クローンについても300-400bpをすべてシーケンスしたが、ヘリカーゼなど無関係の配列しか得られなかった。そこで、通常のゲノミックライブラリーからクローニングする方法を断念し、PCRに基づいてクローニングを行うこととした。既知の細菌由来フィターゼ遺伝子の塩基配列に基づいてPCRプライマーを数種類設計し、PCR増幅の後TAクローニング、形質転換、挿入断片のシーケンスを行ったところ、すべてフィターゼとは無関係の配列が得られたのみであった。そこで、既知のアルカリホファターゼおよび酸性ホスファターゼの配列から、プライマーを数種類設計してクローニングしたが、得られた増幅産物にホスファターゼに関連するものは全くなかった。クローン選択の困難さなどフィターゼクローニングの技術的な困難さが、おそらくデーターベース中での登録数の著しい少なさに反映しているものと考えられるが、フィターゼ遺伝子そのものもコピー数が少ないなどの理由があったものと考えられた。

  • Research Products

    (2 results)

All Other

All Publications (2 results)

  • [Publications] C. Suzuki and K. Ushida: "Evaluation and Isolation of Phytin Phosphohydrolyzing Bacterial Population in the Rumen"Asian-Australasian Journal of Animal Scienc. 13(7). 1-5 (2000)

  • [Publications] C. Suzuki et al.: "Isolation of phytase producing bacteria from sheep rume:"Proc. 8th WCAP 1998. 1. 100-101 (1998)

URL: 

Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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