1999 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09660294
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Research Institution | Junior College of Tokyo University of Agriculture |
Principal Investigator |
小川 博 東京農業大学短期大学部, 生物生産技術学科, 講師 (30151533)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 克英 東京農業大学, 農学部, 教授 (20021678)
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Keywords | ホロホロチョウ / 光線管理 / 照度 / 成長 / 生存率 / 飼料摂取量 / 血漿コルチコステロン / 緊縛保定 |
Research Abstract |
1.照度の異なる平飼いの飼育舎内で,艀化直後から12週齢までホロホロチョウを飼育し,生存率,飼料の摂取量を追究した。試験終了時の生存率は,5lux区が96%(24/25),10lux区が100%(25/25)及び20lux区が96%(24/25)であった。1週間の飼料摂取量は,5lux区では74g/羽/日(0から129g/羽/日,10lux区では75g/羽/日から155g/羽/日,20lux区では79g/羽/日から168g/羽/日へと増加していた。5lux区の12週齢時の平均体重は,他の区に対して有意に(P<0.05)小さかった。 2.照度の異なる飼育舎でホロホロチョウを飼育し,飼育舎内の照度の相違がストレスに反応して副腎皮質から分泌されるホルモンであるコルチコステロンの分泌に対して影響を有するか検討した。5lux,10lux及び20luxに調整した飼育室内で,ケージに2羽ずつ収容して飼育を継続しているホロホロチョウを,ゴム製の紐を用いて脚と翼が動かないように緊縛保定してストレスを与え,緊縛保定後0(保定直前),5,15及び30分後の血漿中のコルチコステロン濃度をRIA法により測定した。その結果,緊縛後0分(緊縛開始直前)から30分後にかけて,5lux区では1.3ng/mlから25.6ng/ml,10lux区では1.0ng/mlから34.5ng/ml,20lux区では1.0ng/mlから31.9ng/mlまで直線的に上昇した。緊縛後の各時間における血漿コルチコステロン濃度の平均値間には有意差(P<0.05)は認められなかった。
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Research Products
(1 results)