1997 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09670396
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kyushu University |
Principal Investigator |
川崎 晃一 九州大学, 健康科学センター, 教授 (00038704)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
馬場園 明 九州大学, 健康科学センター, 助教授 (90228685)
金谷 庄藏 九州大学, 健康科学センター, 助教授 (20117089)
藤野 武彦 九州大学, 健康科学センター, 助教授 (20108773)
上園 慶子 九州大学, 健康科学センター, 助教授 (00168618)
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Keywords | 血圧 / 若年者高血圧 / 血圧追跡調査 / 大学生 / 生活習慣 / 肥満度 / ストレス度 |
Research Abstract |
九州大学では毎年4月に行う学生の定期健康診断時に、自動血圧計を用いて血圧を測定し、WHO区分による血圧分類を行っている。このうち一次検診で収縮期血圧が140mmHgおよび/または拡張期血圧が90mmHg以上の「血圧高値」学生に対して、二次検診として2〜4週後に日を変えて3日間、1日1〜3回の血圧測定を行ってきた。一次および二次検診の計4日間の血圧値のすべてが高血圧を示した学生の累積数は、1973年から90年までの18年間で、およそ500名であった。女子学生では高血圧が非常に少ないので除外した。各学部の卒業生名簿から「血圧高値」学生の現住所を調べ、アンケート調査用紙などの資料を全員に送付した。また「血圧高値」男子学生と年齢・身長・体重・経過年数をマッチさせた収縮期血圧が110-125mmHgと拡張期血圧が60-75mmHgの正常血圧学生を約1,100名抽出して、同様に卒業生名簿から現住所を調べ、同じアンケート用紙を発送した。いずれのグループにも、この調査の趣旨を文書で十分に説明して、同意を得た者のみアンケート用紙に記載の上、返送してもらった。2度にわたる調査の回収結果は、最終的に高血圧学生149名(回収率42%)、「正常血圧」学生210名(回収率27%)であった。アンケート調査の内容は、卒業後の職業、生活歴(喫煙、飲酒、食生活など)、家族歴、既住歴、医療機関で測定した身長・体重・座位髄時血圧値・脈拍値、現在の健康状態を含む現病歴、服薬状況などであった。 現在、大型電算機に学生時代の「血圧高値」群ならびに「正常血圧」群に関するデータ、及び返送されてきたアンケートの内容をインプットし終えた。しかし、回収率がやや低いので、3回目のアンケート調査を行った後に、第2年次に総合的な基本統計と解析を行う予定である。そのため、今年度は経過報告のみにとどめた。
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