1998 Fiscal Year Annual Research Report
正常高齢者の免疫機能,特にナチュラルキラー細胞活性,に関する研究(その特徴と感染症の発生・予後との関連について
Project/Area Number |
09670494
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
安 恵美 日本医科大学, 医学部, 助手 (90231125)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
緒方 清行 日本医科大学, 医学部, 講師 (20169171)
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Keywords | 高齢者 / ナチュラルキラー細胞 / 感染症 |
Research Abstract |
前年度より継続し、SENIEUR protocol(Mech Ageing Dev,28,47,1984)に合致した正常高齢者、および正常若年者より末梢血10-20mlを得て、以下の検討を行った。合計100人以上の正常高齢者より末梢血を得ることができた。 (1) 好中球数、単球数、リンパ球数、γ-グロブリン量の測定。 (2) 各リンパ球サブセット(T細胞,B細胞,ナチュラルキラー細胞)の測定。 (3) NK細胞活性(LU(20%)/1x10^6細胞)の決定。 すべての測定時に、同一正常者(標準者)のNK細胞活性を同時に測定し、測定誤差を補正した。 (4) LAK細胞活性の測定。 (5) ConcanavalinAに対するT細胞の増殖反応を測定。 (6) Tリンパ球のIL-2,IL-4産生能を測定。 (7) 好中球機能(貪食能、遊走能)を検討。 平成11年度も上記の検討をさらに例数を増やして行い、対象者の過去の感染歴を医療記録上で調査するとともに、感染症の発生、生存に関する追跡調査を行う。
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