2000 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09670528
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Research Institution | Yamanashi Medical University |
Principal Investigator |
赤羽 賢浩 山梨医科大学, 医学部, 助教授 (60092855)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
坂本 穣 山梨医科大学, 医学部, 助手 (60324191)
岡田 俊一 山梨医科大学, 医学部, 講師 (20283202)
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Keywords | GBV-C / HGV / 慢性肝疾患 / 肝細胞癌 / B型肝炎 / C型肝炎 / 日本 / 中国 |
Research Abstract |
1)肝細胞癌におけるGBV-C/HGBの関与-中国とわが国の比較- 昨年度、教室の肝細胞癌(HCC)185例におけるGBV-C/HGVの検出成績を報告した。合計で23例(12%)がGBV-C/HGV陽性で、その内訳はB型1/23(4%)、C型21/144(15%)、B+C型1/5(20%)、NBNC型0/13であった。本年度は中国のHCC患者のGBV-C/HGVの有無を検討し、両国の比較を行った。全例124例中33例(27%)にGBV-C/HGVが検出され、その内訳は、B型18/59(31%)、C型0/10(0%)、B+C型12/22(55%)、NBNC型3/33(3%)であった。中国ではわが国より有意にGBV-C/HGVの保有率が高かったが、(p<0.01)、中国においてもGBV-C/HGV陽性例と陰性例の間に臨床像の差異はなく、その点では両国間に差異を認めなかった。 2)わが国の肝疾患におけるGBV-C/HGVの関与 わが国の肝疾患におけるGBV-C/HGVの関与を全国的規模で共同研究した。その結果、C型各種肝疾患3043例中305例(10%)、B型各種肝疾患778例中41例(5.3%)、NBNC型各種肝疾患1019例中53例(5.2%)にGBV-C/HGVが検出された。原因不明の劇症肝炎における検出率は6.7%であり、わが国の肝疾患におけるGBV-C/HGVの関与は大きなものでないと考えられた。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Iino S et al: "Involvement of GBV-C/HGV in liver disease in Japan"Hepatology Research. 13. 153-159 (1999)
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[Publications] Lei X-H et al: "GB virus C/hepatitis G virus infection in Chinese patients with hepatocellular carcinoma"Hepatplogy Research. 16. 91-97 (2000)