1997 Fiscal Year Annual Research Report
補助分子トランスジェニックマウスを用いた自己免疫性肝炎モデルの確立と発症機序
Project/Area Number |
09670577
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Jikei University School of Medicine |
Principal Investigator |
相沢 良夫 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90147273)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
深田 弘幸 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (60287282)
高橋 宏樹 東京慈恵会医科大学, 医学部, 助手 (80256403)
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Keywords | CD80 / 肝特異抗原 / 抗アシアログリコプロテインレセプター抗体 / 遺伝子導入 |
Research Abstract |
CD80を発現させる基礎的実験系として,CD80mRNAをPCR産物より精製し,腫瘍細胞(ヒト胃癌および胆嚢癌樹立細胞)にエレクトロポレーション法およびベクターを用いた遺伝子導入を試みた。しかし,現在のところ,エレクトロポレーション法,アデノおよびレトロウイルスベクターを用いた導入では良好な効率が得られていない。 C57BL/6マウスに肝特異抗原(liver specific membrane lipoprotein:LSP)をcomplete Freund's adjuvantとともに経静脈投与し、その後に脾臓よりリンパ球を採取、このリンパ球をLSPおよびIL2と長期に培養する実験系では,T細胞がLSPに特異的に反応することが確認されたが,今の所クローンの樹立には至っていない。 また,ヒトにおけるAIHでの抗LSP抗体および抗アシアログリコプロテインレセプター抗体の測定系については,ELISA系で抗原固相化した測定系で検討しているが,抗LSP抗体,抗アシアログリコプロテインレセプター抗体の測定結果は不安定であり,今後の改良が必要と考えられる。
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