1998 Fiscal Year Annual Research Report
相補性ペプチドによる重症筋無力症の新しいエピトープ特異性免疫抑制療法の開発
Project/Area Number |
09670657
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
荒賀 茂 鳥取大学, 医学部, 助教授 (40193065)
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Keywords | 重症筋無力症 / 相補性ペプチド |
Research Abstract |
重症筋無力症(MG)でのblocking抗体のエピトープAChR185-196およびbinidng抗体のエビトープAChR61-76に対するコンプリメンタリーペプチドに対するモノクロナール抗体RhE(IgG2a,kappa)およびTCM240(IgG1,kappa)が患者血清中のidiotype抗体を認識することを昨年報告した。さらに血漿交換カラムにこのモノクロナール抗体を応用するために、モノクロナール抗体RhEおよびTCM240をRT-PCR法により,cDNAを取り出し,pGEMベクターに組み込み,cycle sequencingにより,heavy chainおよびlight chainの全塩基配列の解読に成功した。本年度はこの得られたTCM240のlight chainおよびheavy chainのvariable regionを含む塩基配列をPromega社製のPinPoint Xal vectorに組み込み、さらにJM109大腸菌にtransfectを行い、AChR61-76に対するコンプリメンタリーペプチドRhCA67-16に対するモノクロナール抗体TCM240のリコンビナント蛋白の作成を行った.affinity解析からは、TCM240のheavy chainが認識の中心であることが確認された。さらに塩基配列の予測ではheavy chainのCDR3領域が主役をなすと推察された。 さらにモノクロナール抗体RhEのリコンビナント蛋白の作成も行い、同様のaffinity解析を行う予定である。
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Research Products
(3 results)
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[Publications] 荒賀 茂ほか: "重症筋無力症患者のbinding抗体を認識するTCM240抗体のrecombinant蛋白の作成" 神経免疫学. 7. 162-163 (1999)
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[Publications] 荒賀 茂: "コンプリメンタリーペプチドによる抗原特異免疫抑制療法" 医学のあゆみ. 185. 951-954 (1998)
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[Publications] H.Okada, S.Araga et al.: "Plasma Lactic acid Pyruvic acid levels in migracne and tension type hendache" Heagache. 38. 39-42 (1998)