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2000 Fiscal Year Annual Research Report

in vivo 遺伝子導入法による心筋電気活動の制御機構の解明

Research Project

Project/Area Number 09670750
Research InstitutionTHE KITASTO INSTITUTE

Principal Investigator

赤石 誠  社団法人北里研究所, 北里研究所病院, 内科研究員 (90150961)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 馬場 彰康  社団法人北里研究所, 北里研究所病院, 内科研究員 (60296572)
柴田 克志  慶応義塾大学, 医学部, 循環器内科・助手 (70296565)
Keywords遺伝子導入 / 心房性利尿ホルモン受容体 / ダウンレギュレーション / 膜電位依存性Kチャネル / ラット心筋梗塞モデル
Research Abstract

平成12年度はラット心筋梗塞モデルを用い、1:プログラム電気刺激を用いて致死性不整脈を誘発させる事によりマウス不整脈モデルを確立させる事、2:ダウンレギュレーションを受けた遺伝子をアデノウイルス遺伝子に組み込み病的心筋に過剰発現させることにより、心筋肥大あるいは病的心筋電気活動を正常化させる事が可能かどうか検討することを目的に実験を行った。
結果
(1)各心房性利尿ホルモン受容体遺伝子(A、BおよびC型)の発現は心筋梗塞後のリモデリングの過程において著明に変化した。特にA型およびB型心房性利尿ホルモン受容体mRNA量はダウンレギュレーションを受け、サブクラス特異的な制御機構を有すると考えられる。
(2)心房と心室ではKv1.2とKv1.5の発現制御が異なっており、これらのチャネル発現量の変化は心筋梗塞後リモデリングに伴う電気生理学的変化に関与している可能性が示唆された。
(3)また近年開発された、薬剤により遺伝子発現の制御が可能なアデノウイルスベクターに、転写量の減少している遺伝子を組み込んだリコンビナントアデノウィルスを現在作製中である。
まとめ
心筋梗塞後のリモデリングの進展に伴い、膜電位依存性カリウムチャネルならびに各心房性利尿ホルモン受容体遺伝子の発現量は著明に変化した。これらの遺伝子発現量の変化は心筋梗塞後リモデリングに伴う心筋肥大あるいは病的心筋電気活動に関与している可能性が示唆された。今後、外来遺伝子導入によりこれらの病的心筋を正常化させる事が出来るかどうか今後の興味がもたれる。

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Published: 2002-04-03   Modified: 2016-04-21  

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