1998 Fiscal Year Annual Research Report
心房細動に対するカテーテルアブレーションの有用性と安全性の検討
Project/Area Number |
09670753
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Research Institution | Showa University |
Principal Investigator |
小林 洋一 昭和大学, 医学部 第三内科, 助教授 (70158905)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
丹野 郁 昭和大学, 医学部 第三内科, 助手 (50266110)
馬場 隆男 昭和大学, 医学部 第三内科, 講師 (20211500)
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Keywords | 心房細動 / カテーテル アブレーション |
Research Abstract |
心房細動中の心房の興奮伝搬過程は、きわめて複雑であり、また心房細動の発生、維持過程は単一ではない。従って心房細動に対するカテーテルアブレーションの効果判定には心房内電位の正確かつ詳細な検討が要求される。また心房細動に対するカテーテルアブレーションは、外科のMAZE手術の経験から、隙間のない綿状の焼灼が必要と考えられる。 以上の点を考慮して我々は、平成9年度に心房細動中の心房内及び心房外の詳細なmappingが可能な多極電極と隙間のない線状の焼灼が可能な線状焼灼用カテーテルを設計開発した。 最近の報告では心房細動の誘発には高頻度心房ペーシングによる方法が、より人の慢性期の心房細動に近いと考えられている。そこで平成10年度、我々は慢性心房細動モデル作成のために雑種成犬に対して高頻拍型のペースメーカーを植え込み、慢性心房細動犬の作成に成功した。心房細動に対して心外膜側から線状焼灼用カテーテルによりアブレーション施行したところ、病理学的には貫壁性で隙間のない線状の焼灼病変の作成は困難であったが、一部の犬では洞調律化に成功した。アブレーション後は高頻拍ペーシング後の心房細動の持続時間が短縮した。
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