1998 Fiscal Year Annual Research Report
Project/Area Number |
09670762
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Research Institution | Tokyo Women's Medical University. |
Principal Investigator |
菅原 基晃 東京女子医科大学, 医学部, 教授 (60010914)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
内田 啓介 日本光電(株), R&Dセンター・開発部, 係長
仁木 清美 東京女子医科大学, 医学部, 助手 (40218095)
孫崎 信久 東京女子医科大学, 医学部, 講師 (70181625)
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Keywords | 拡張機能 / ステッフネス / 応力 / 超音波エコー / 心機能 |
Research Abstract |
心臓の拡張機能低下は,左室のステイッフネスの上昇の結果である.したがって,ステイッフネスの正しい評価は拡張機能評価にとって極めて重要である.これまで臨床で用いられている拡張期スティッフネスは全て容積依存性を持っている.これに対して,我々は,心室壁の応力と壁厚に基づくステイッフネス定数を定義し,この指標が心臓の容積に依存しないことを明らかにした. 我々の方法は,カテーテル検査中に,左室圧をカテーテル先端圧力計で測定し,同時に,超音波エコー法(Mモード)で左室前壁,後壁,内腔を描出し,左室圧と同時記録する.心内膜面,心外膜面をトレースしスキャナーでディジタル化して前壁,後壁の壁厚(H),および左室短軸内径のl心周期にわたる時間変化を求める.これだけのデータから前壁,後壁それぞれについて,壁応力σを計算し,σ-In(1/H)関係を1心周期にわたって求め,局所仕事,収縮期スティッフネス,および拡張期スティッフネスを求める. 左室圧と超音波エコーの同時記録さえ取ることができれば,どこの施設においてもパーソナルコンピュータを用いて上に述べた指標がすぐに得られる解析システムを開発し,他施設でも応用してもらった.研究発表の一部には,他施設での応用も含む.臨床応用としては,PTCA施行中の症例,運動負荷中の症例,等を対象とした. 今後の研究の課題としては,我々が心機能解析に有用な新しいの指標として研究を続けている血液の慣性力,およびwave intensityと拡張期スティッフネスとの関連を明かにすることが挙げられる.
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Research Products
(4 results)
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[Publications] Ramsey MW,Sugawara M: "Arterial wave intensity and ventriculsarterial interaction" Heart and Vessels. Suppl.12. 128-134 (1997)
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[Publications] Takeichi Y et al.: "Dynamic exercise-induced changes in diastolic properties of the regional myocardium in hypertensive left vextricular hypertrophy" Heart and Vessels. Suppl.12. 138-141 (1997)
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[Publications] 菅原基晃,仁木清美: "新しい循環動態解析の指標:Wave Intensity" 循環制御. 20巻1号(印刷中). (1999)
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[Publications] 菅原基晃: "閉塞性肥大型心筋症に対するDisopyranideの効果のメカニズム" 平成9年度厚生省循環器病研究委託費による研究報告集. 111 (1997)