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1997 Fiscal Year Annual Research Report

赤血球造血機構の研究-細胞分化と転写因子の発現の関連を中心に-

Research Project

Project/Area Number 09670777
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionHirosaki University

Principal Investigator

横山 まさる  弘前大学, 医学部, 教授 (60003480)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 土岐 力  弘前大学, 医学部, 助手 (50195731)
伊藤 悦朗  弘前大学, 医学部・附属病院, 講師 (20168339)
Keywords赤血球 / 造血幹細胞 / 転写因子 / NF-E2 / GATA-1
Research Abstract

赤血球分化の仕組を理解するために,血球分化に関与すると思われる組織・細胞系列特異的な転写因子の発現を解析することが本研究の目的である。
1.赤血球分化に重要な役割を果たすと考えられる転写因子は、GATA因子群、NF-E2因子群が知られているが、NF-E2因子群についてはまだ赤血球分化に中心的な役割を果たす転写因子が同定されていない。そこでまだ単離されていないNF-E2関連因子群のヒトcDNAクローニングを行った。
我々は、まずマウスBach1,Bach2 cDNAをプローブとして数種類のヒトcDNAライブラリーから各々のcDNAクローンを単離した。5'RACEを行い完全長のcDNAを得た。血球系細胞での発現をノーザンブロットで解析したところ、Bach1は赤血球系・巨核球系細胞で特に大量に発現していることが明らかとなった。この結果よりBach1は赤血球系の細胞で重要な役割を果たしている可能性が高いことが強く推定されたため、RT-PCR法で発現を解析するための条件を決定した。
さらにまだ単離されていないNF-E2因子の小サブユニットの一つであるmafFのヒトcDNAクローニングを行うため、数種類のヒトcDNAライブラリーをスクリーニングしたが現在のところ目的のcDNAは得られていない。
2.末梢血単核球より、免疫磁気ビーズ法で大量にCD34陽性細胞を分離し、液体培養で赤血球系と巨核球系にそれぞれ分化成熟させた。現在GATA-1,GATA-2,p45NF-E2,Nrf1,Nrf2,Bach1,mafK,mafGの発現パターンを解析中である。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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