1997 Fiscal Year Annual Research Report
ヒト若禿げ部毛乳頭細胞が産生する硬毛を軟毛へと転換させる因子の同定
Project/Area Number |
09670882
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | The University of Tokushima |
Principal Investigator |
荒瀬 誠治 徳島大学, 医学部, 教授 (90108887)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
大浦 一 徳島大学, 医学部, 助手 (20284284)
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Keywords | 若禿げ / 毛乳頭細胞 / 毛乳頭特異的遺伝子 / 軟毛 / 硬毛 / ノックアウトマウス |
Research Abstract |
同一人頭部の若禿げ部、非若禿げ部毛包より顕微鏡下に毛乳頭を採取、毛乳頭細胞を培養し、それぞれの毛乳頭細胞よりmRNAを採取し遺伝子を得た後、プラスミッドに組み込み大腸菌で増やし2000個ののコロニーを得た。それぞれの遺伝子について、 1群:非若禿げ毛乳頭で発現されているが若禿げ部で発現されていない遺伝子 2群:若禿げ毛乳頭で発現されているが非若禿げ部で発現されていない遺伝子 3群:両者で発現されているものの発現量に大差がある遺伝子 を探し、毛乳頭細胞で独自に発現していると考えられる28個の新規遺伝子を見つけた。最終的には発現量の多いものから順に、1、2群それぞれ3個(計6個)、3群を4個、合計10個の新規遺伝子を選び出し、遺伝子DNAの全配列を決定した(新規遺伝子であることを再確認)。また、1群の3個についてはその配列に基づき人為的に合成したペプチドでラットを免疫し特異的抗体も作成した。現在、以上に述べた遺伝子の最終産物の機能やヒト皮膚における局在を解析中で、同時にノックアウトマウスも作成中である。 現在調べているのは全て新規遺伝子であるが、その中に若禿げに直接関与する遺伝子や毛周期に関与する遺伝子などが見つかる可能性がある。
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Research Products
(2 results)
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[Publications] Hamaoka H, Arase S, et al: "Effect of K^+ channel openerson K^+ channel in cultured human dermalpapilla cells" Journal of Medical Investigation. 44・1. 73-77 (1997)
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[Publications] 藤江 建志、荒瀬 誠治、他: "新規無血清培地KGM-2を用いたヒト皮膚由来正常上皮系細胞の培養-ヒト外毛根鞘細胞を中心に-" 医学と薬学. 38・2. 213-217 (1997)