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1997 Fiscal Year Annual Research Report

表皮基底細胞に発現する450-kDa抗原の構造と機能

Research Project

Project/Area Number 09670889
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research Institution大分医科大学

Principal Investigator

藤原 作平  大分医科大学, 医学部, 助教授 (90181411)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 岡本 修  大分医科大学, 医学部, 助手 (40284799)
Keywordsプレクチン / 水疱性類天疱瘡 / ヘミデスモゾーム / 表皮細胞 / 自己抗体 / X クロモソーム
Research Abstract

450-kDa分子は、表皮下水疱症患者の血清が認識する自己抗原として1992年に同定されたが、正常表皮細胞のみならず、いくつかの重層扁平上皮由来の腫瘍細胞にも発現している。患者血清を用いてヒト表皮細胞由来のcDNAライブラリーからクローニングした結果、276-bpのクローンが選択され、これをプローブにしてさらにスクリーニングすると二種のクローンが得られた。一方はヒト・プレクチンであったが、他方はプレクチンとホモロジーを有する未知の分子であった。後者は276-bpのクローンとより長く重複するため、今回さらにそのcDNAを、5'RACE法により3.2kb延長し、そのカルボキシル末端側2830アミノ酸残基の配列を決定した。その結果この部分では534アミノ酸残基からなる規則的な4回の繰り返し構造が存在した。またカルボキシル末端に終止コドンを有する別のクローンも単離された為、異なるスプライシング・フォームが存在することも明らかになった。また450-kDaの抗原を認識する患者血清はこの分子に特異的なcDNAより作成した融合蛋白質とのみ反応し、従来のヒト・プレクチンcDNAから作成した融合蛋白質とは反応しなかった為、この分子を450-kDa抗原と同定し、プレクチン-2と命名した。またこのプレクチン-2をコードする遺伝子クローンを単離し、DNA塩基配列を決定したところ、その一つのクローンからXq28と同一配列が見い出された。また白血球由来のDNAを制限酵素で切断し、この分子のcDNAとXq28配列をプローブにしたサザンブロット・パターンの比較では、類似性が認められた為、プレクチン-2の遺伝子座はXq27-28に存在することが明らかになった。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Fujiwara S,et al: "A450-kDa Human Epidermal Autoantigen." Connective Tissue. 29. 33-38 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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