1997 Fiscal Year Annual Research Report
MRマイクロスコピーを用いた骨軟骨疾患の高分解能画像解析の研究
Project/Area Number |
09670916
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Gunma University |
Principal Investigator |
青木 純 群馬大学, 医学部, 助教授 (80212364)
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Keywords | MRI / 骨基質 / 軟骨 |
Research Abstract |
代謝性骨疾患や骨異形成症などにおける骨の微細な構造変化は、厚さ0.15mm以下の骨梁表面や直径0.15mmほどのオステオンの中心部にみられるもので、現在生検組織診にゆだねるを得ない.これに対して、高速傾斜磁場や表面コイルが近年目覚ましく発達したMRI技術を用いれば、骨などの生体内組織の微細構造変化を捉えられる可能性がある.顕微鏡像に近い画像を得るため、高分解能MRI像をMRマイクロスコピーと呼ぶ. 既設の高性能MRI機種(1.5-T,Signa Horizon,General Electronic社製)に指専用の受信コイルを併用し、骨の高分解能MRI像(FOV<2cm、512×512matrix)を試みた.受信専用コイルはバ-ドゲージ型クアドラチャー方式あるいはフェイズドアレイ方式をとり、入力インピーダンス50オーム、IEC 601-1安全規格に準拠したものである.正常人5名ならびに原発性服甲状腺機能亢進疾患者3名において、第2中筋骨の骨皮質の撮像を行った.骨皮室内のハバース管の描出がみられた.試作コイルにより何回かの撮像を繰り返した後、横河メティカルシステムより本年3月に新作コイルが収納された.現在まで,グラフティエントエコー(GRASS)系のパルス系列で1mm厚スライス像を得ている.今後、3Dのグラディエントエコー(GRASS)系のバルス系列で、よりS/N比の良い画像を得るよう調整を開始した. なお、指先専用コイルの空間分解能が飛躍的に向上したため、指の関接構造や腱損傷の診断にも期待がもたれている.
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Research Products
(2 results)