1997 Fiscal Year Annual Research Report
放射線治療抵抗性癌における遺伝子学的変化とテロメラーゼ活性の関与
Project/Area Number |
09670965
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Kansai Medical University |
Principal Investigator |
播磨 洋子 関西医科大学, 医学部, 講師 (80140276)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
田中 敬正 関西医科大学, 医学部, 教授 (40131445)
永田 憲司 関西医科大学, 医学部, 助手 (30247928)
今村 正浩 関西医科大学, 医学部, 助手 (40268339)
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Keywords | 子宮頸癌 / テロメア活性 / PCNA |
Research Abstract |
<目的> 子宮頚癌の症例のI-VI期の症例の50例の生検組織でTRAP(teromeric repeat amplification protocol)法(Oncor社製、テロメラーゼ検出キット)を用いてテロメアーゼ活性法を評価した。また、同一標本にて癌細胞の増殖能の指標であるPCNA染色を行い、悪性度を評価した。 テロメア長の測定には、生検癌組織を分解し、DNAを抽出し、HinfIで切断し、テロメアの繰り返し配列である742merプローブ(Oncor社製)を用いて、サザン解析を行い、テロメア長を測定した。 <結果> 病期が進むほどテロメアーゼ活性値が高く、テロメア長の延期も認められた。さらにテロメアーゼ活性値とPCNA(proliferating cell nuclear antigen)染色陽性率と相関した。したがって、子宮頸癌のテロメアーゼ活性値を測定することにより、悪性度を予測できる可能性があると考えられた。
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