1997 Fiscal Year Annual Research Report
トロンボキサンA_2による血小板機能発現の分子機器-臨床症例からの解析
Project/Area Number |
09671101
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Research Category |
Grant-in-Aid for Scientific Research (C)
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Research Institution | Niigata University |
Principal Investigator |
布施 一郎 新潟大学, 医学部, 助教授 (90242429)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
塙 晴雄 新潟大学, 医学部・附属病院, 助手 (40282983)
古川 達雄 新潟大学, 医学部・附属病院, 助教授 (00272849)
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Keywords | 血小板 / トロンボキサンA_2 / 受容体 / トロンボキサン不応症 |
Research Abstract |
本年度までに我々の施設で発見したトロンボキサン不応症は計6症例となり、現在までに以下のことが判明している。すなわち、患者血小板よりAGPC法にてtotal RNAを抽出し、human thromboxane A_2 receptorのprimer(forward primer,5'-GTGTGCAGCATCGGCCTGATG-3'-reverse primier,5'-GAGGGGCGCTCTGTCCACTT-3')を用いてRT-PCR法にてTXA_2受容体の異常の有無を解析すると、現在までにトロンボキサン受容体に異常を見いだしたものは3症例であり、いずれもArg^<60>がLeuへ置換していた。このうち、一例は、homozygote,一例はheterozygoteであり、現在他症例についても解析を行っているところである。今後は他症例の受容体異常の解析に努めると同時に、これらの異常が血小板刺激伝達にどのように関わっているか、また、homozygoteとheterozygoteでどのような差異があるかなどについて、残りの一年で検討する予定である。
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