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1997 Fiscal Year Annual Research Report

PNHの赤血球前駆細胞におけるGPIアンカー膜蛋白の発現とアポトーシスとの関連性

Research Project

Project/Area Number 09671127
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionFukushima Medical University

Principal Investigator

七島 勉  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (10192105)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 丸山 幸夫  福島県立医科大学, 医学部, 教授 (90004712)
Keywords発作性夜間血色素尿症(PNH) / CD34陽性細胞 / GPIアンカー膜蛋白 / CD59 / アポトーシス / TUNEL法 / 赤血球前駆細胞
Research Abstract

1.現在の進行状況
本年度は基礎的検討として、イムノビーズ法を用いて骨髄血のCD34陽性細胞を採取したが、純度が低いことが判明した(最高の純度は約60%)。従って、我々はCD34・CD45およびCD59モノクローナル抗体を用いたフローサイトメトリーによるThree-color analysisにより、PNH前駆細胞におけるGPIアンカー膜蛋白の発現を検討した。その結果、健常者(n=3)のCD59の発現からみたCD34陽性細胞は、強陽性の単一ポピュレーションから構成されていたのに対し、PNH症例(n=7)のCD34陽性細胞はPNH赤血球のphenotypeとは無関係に、全例negative,intermediateおよびpositive populationから構成されていた。CD34の輝度により分化度を分類してCD59の発現を検討すると、CD34^<dim>群はCD34^+群に比してpositive populationの割合が高いことが判明した。また、アポトーシスについてはPNH・骨髄異形成症候群および再生不良性貧血各症例におけるアポトーシス(in vivo)の頻度を評価するため、骨髄クロットないし生検標本を用いてTUNEL法により検討を行った。その結果、再生不良性貧血症例において、TUNEL陽性細胞の頻度が高かった。各症例における骨髄生検施行時のサイトカイン定量のため血清を採取し、現在保存してある。
2.今後の実施計画
来年度は当施設にcell sorterが設置されるので、種々のモノクローナル抗体を組み合わせることによりPNH症例の赤血球前駆細胞を直接的に採取し、これらの細胞におけるアポトーシスの評価をフローサイトメトリー法により行うとともに、GPIアンカー膜蛋白の発現も検討する。さらに、赤血球前駆細胞のアポトーシスを誘導する可能性のある生理的物質に加え、一部の薬剤も使用してアポトーシスの誘導実験を行う予定である。これらの結果により、アポトーシス誘導によるPNHクローンに対する選択的治療が可能かどうか判明することになる。

  • Research Products

    (1 results)

All Other

All Publications (1 results)

  • [Publications] Tsutomu SHichishima: "Relationship between the phenotypes of circulating erythrocytes and cultured erythroblasts in paroxysmal nocturnal hemoglobinuria" Blood. 90・1. 435-443 (1997)

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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