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1997 Fiscal Year Annual Research Report

IgA腎症の進行を規定する遺伝子の解明

Research Project

Project/Area Number 09671146
Research Category

Grant-in-Aid for Scientific Research (C)

Research InstitutionUniversity of Tsukuba

Principal Investigator

菊池 修一  筑波大学, 臨床医学系, 講師 (40282355)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 小林 公子  筑波大学, 基礎医学系, 講師 (90215319)
KeywordsIgA腎症 / 遺伝的多型 / プラスミノーゲン / リポプロテイン(r)(Lp(r)) / PAI-1 / アンギオテンシン変換酵素 / 臨床経過
Research Abstract

本研究は平成9年度より10年度にかけてのものである。当初の平成9年度の計画目標は、第一に対象患者の血液サンプルを採取・保存することであり、第二に、これと並行して、分析すべき遺伝的多型を示す因子(プラスミノーゲンI型突然変異、apo(a)isoform、PAI-1プロモーター多型、アンギオテンシン変換酵素遺伝子多型)についての実験条件の設定を行うことであった。
第一の目標については、対象患者として外来患者約300名、維持血液透析患者約500名の合計約800名分の血液検体を採取し、凍結保存することができた。このうちIgA腎症患者約150名分につき、血液検体よりDNAの抽出を終えている。すなわち第一の目標はすでに達成された。
第二の目標については、まずプラスミノーゲンI型突然変異についてはその一部の分析を行うまでになっている。この突然変異を有する患者を見出すことができ、その臨床像を解析中である。apo(a)isoform、およびPAI-1プロモーター多型についてはその基礎となる電気泳動の準備が整った段階で、実際の分析はこれからである。アンギオテンシン変換酵素遺伝子多型についてはほぼその分析を終えたが、IgA腎症の予後との関連は見出すことができなかった。
以上のごとく、当初の平成9年度の目標はすでに達成し、次の段階に入っている。現時点で成果を公表できる段階には至っていないが、現在のペースで研究をすすめていけば、平成10年度末には成果を公表できるものと考えられる。

URL: 

Published: 1999-03-15   Modified: 2016-04-21  

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