1998 Fiscal Year Annual Research Report
新生児期の脳虚血のAcoustic Densitometry法による評価
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09671195
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
藤本 伸治 名古屋市立大学, 医学部, 助教授 (60238615)
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Keywords | 新生児 / 脳虚血 / 脳室周囲白質軟化症 |
Research Abstract |
<目的および背景> 前年度の研究でAcoustic Densitometry法での頭部虚血の評価は困難であることが判明した。今年度は頭部エコー検査の新しい方法であるSecond Harmonics法(SH法)で新生児期の頭部虚血の評価が可能か否か検討した。 <対称> 出生後36時間以内のブタ3頭 <方法> 1. 5%のアルブミン製剤をソニケーターにかけてmicrobubbleを発生させる。 2. ブタに全身麻酔を行い、以下の処置を行なった。各ブタの頭部の骨の一部を除去し、エコーウィンドウを作成。 両側の頚動脈の圧迫および結紮ー1頭 全身の血圧を測定しながら脱血ー2頭 3.上記の処置前から十分脳虚血になった時期まで連続的にエコーのプローベをエコーウインドウ部に固定してIntensityの変化を記録した。部位は(1)両側視床(2)脳室周囲白質で5%アルブミンを静注して測定を行なった。 <結果> 各状態においていずれの部位においてもIntensityの変化は一定しておらず、有意の変化は認めなかった。 <考察> 5%アルブミンを用いたSH法での頭部虚血の評価は不十分と考えた。よりmicrobubbleの半減期の長いperfluoro carbon等の造影剤を用いて再評価を行ないたい。
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