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1999 Fiscal Year Annual Research Report

人間の個体発生過程における微量元素の推移とその生物的意義

Research Project

Project/Area Number 09671198
Research InstitutionTokyo Women's Medical University

Principal Investigator

仁志田 博司  東京女子医科大学, 医学部, 教授 (80104553)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 高嶋 幸男  国立精神・神経センター, 神経研究所・検査部長室, 部長 (70038743)
高橋 尚人  東京女子医科大学, 医学部, 助教授 (50197159)
Keywordstrace elements / stable isotope / ^<13>C breath test / helycobacter pylor / meonate
Research Abstract

目的:生体内の微量元素は発育・発達の中心的役割をなす可能性がある。安定同位元素は微量であるが、自然界の中にある一定量含まれており、その生体に及ばす影響は未知である。そのよう微量な元素がもたらす生物学的意義を研究することを目的とした。本年度は特にその中で自然界に1%含まれる安定同位元素^<13>Cの測定法と、それを用いたhelycobacter pyloriの母児感染の可能性を検討した。
方法及び対象:呼気中に含まれる安定同位元素^<13>Cを測定する^<13>C呼気試験を近赤外線分光分析法及び質量分析法で行った。インフォームドコンセントの得られた正常褥婦20名および、検査結果が陽性と出た母親から出生した4名の新生児に^<13>C標識尿素を投与し、同様に呼気テストを行った。
結果及び考察:helycobacter pylori陽性と判断できる^<13>C標識尿素投与後の^<13>C呼気テスト陽性例は、褥婦20名中4名(20%)であったが、その母親から出生した児4名ともに^<13>C呼気テストは陰性であった。helycobacter pyloriの感染ルートは経口感染であり、陽性の母親からの児は、分娩及び産褥期に感染の可能性があると考えられたが、少ない症例ではあるがその頻度は高くないことが予想された。^<13>C測定の精度及び感度においては、近赤外線分析法及び質量分析法の間に高い相関が得られた。

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Published: 2001-10-23   Modified: 2016-04-21  

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